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田舎暮らしはストレスフリー?移住して上手くいく人の特徴3つ

田舎暮らしはストレスフリー?移住して上手くいく人の特徴3つ

田舎暮らしはストレスフリー?移住して上手くいく人の特徴3つ

都会の生活で仕事が忙しかったり、気の休まる場所がなかったりすると「疲れたなぁ……」と感じることもありますよね?

中には、自然豊かな田舎での暮らしに憧れている人もいるでしょう。

でも、都会には満員電車など都会ならではのストレスがあるように、田舎暮らしにもそれなりのストレスはあります。

それがどの程度のストレスになるのかは、田舎の向き・不向きによるといえるでしょう。

そこで今回は、「田舎暮らしはストレスフリーなのか?」と移住して上手くいく人の特徴についてご紹介します。

東京で4年間暮らした経験もある、地方移住歴7年の筆者が解説しますよ。

田舎暮らしは都会よりもストレスが少ない

田舎の風景

田舎暮らしがストレスフリーかどうかは、向き・不向きによるところが大きいと思います。

ただ、私は都会よりも田舎の方が暮らしやすいと感じます。

家賃は都会より安いのに部屋も広く、駐車場代込みである物件も珍しくありません。

私が住んでいるところは、余計なご近所付き合いや会合などもないので、自由に暮らせています。

もともと田舎育ちであったためか、社会人になってからも、どんどん緑が豊かで解放感のある場所へと移り住んでいきましたね。

ただ、田舎がストレスフリーに感じるかどうかは、仕事のスタイルにも影響するかと思います。

田舎にも仕事はありますが、都会と比べて選べる仕事の数は少ないので、「自分に合った仕事ができるか」「見つけられるかどうか」は非常に重要です。

私の場合は、アウトドア関係の仕事やWebライターをしています。

ネット関係は在宅ワークもできるし、都会と同じ賃金で働けるのが魅力ですね。

都会で暮らした経験も踏まえて、私には田舎での生活の方が合っていました。

あわせて読みたい >> 【実話あり】田舎暮らしでおすすめの仕事と移住前の注意点

私が田舎で感じるストレス

田舎暮らしが合っているといっても、全くストレスがないわけではありません。

むしろ「ちょっと不便」「何とかならないの?」と思うことは、田舎の方が多い気がします。

たとえば、以下のようなことです。

  • 交通が不便
  • 若い人が少ない
  • ゴミが捨てにくい

田舎で車は、ほぼ必須

電車やバスなどの交通が不便である点は、イメージしやすいと思います。

田舎で車は、必需品です。

電車やバスの本数が少ないのはもちろん、住む場所によっては駅が近くになかったり、駅までの距離が遠かったりすることもあります。

ガソリン代や車検代など、車の維持費はどうしてもかかりますね。

若い人がいない……

若い人がいないのも、田舎の悩みですね。

田舎になればなるほど、どうしてもお年寄りが多くなるので、独身であれば「出会いがない」と感じるかもしれません。

私の経験上ですが、移住者には家族や夫婦も多いような気がします。

自営業をするにしてもパートナーがいて、ある程度貯金もある方が、移住に前向きになれるんですかね?

都会よりもゴミが捨てにくい

これは住む場所によりますが、私の場合、ゴミが捨てにくいと感じました。

私が以前住んでいた地域は豪雪地帯だったため、冬場は収集の関係からゴミ捨ての回数と場所が変更されるルールでした。

夏場は週1回・資源ゴミが捨てられたのに、12月〜3月頃までは資源ゴミが回収されず、燃えるゴミとプラスチックしか捨てられない、といったことです。

冬季期間はゴミ捨て場所も変更になるので、結構ややこしかったですね。

田舎暮らしが上手くいく人の特徴3つ

田んぼと山の景色

私はアウトドア専門学校の入学をきっかけに、地方(田舎)で暮らし始めました。

同じ専門学校の卒業生の中には、何人か田舎に残った人もいます。

私なりに「こんな人が田舎で上手くいくのかな」と思う人の特徴は、以下の3つです。

  • 仕事を持っている
  • 虫に強い(ある程度)
  • 自分に合った環境に住んでいる

自分の仕事を持っている

シニア世代で仕事をリタイアした人でもなければ、たいていは田舎でも仕事が必要でしょう。

勤務形態は会社員でもフリーランスでも構わないと思いますが、田舎で暮らすには、「仕事をどうするか」が重要です。

田舎の場合、都会ほど求人も多くありません。

今はクラウドソーシングなどの業務委託サービスもあるので、動画編集やデータ入力業務などで仕事を獲ったり、作っていけたりする力があると、理想の田舎暮らしに近づけると思います。

あわせて読みたい >> 田舎でやりたい仕事がない人におすすめしたい、3つのWeb活用テク

虫に強い(ある程度)

田舎の中でもド田舎に住むのであれば、ある程度は虫に強くないと無理です。

古民家や古いアパートだと、家の中にもカメムシとか出るので。

私は自然体験教育者の仕事もしていますが、気持ち悪い系の虫はわりど苦手なので、前に住んでいた家ではムカデの恐怖に怯えていましたね……。

地方都市など都会に近づくほど、虫も少なくなると思いますが、田舎で暮らすのであれば、自然の豊かさと合わせて「虫はいるもの」と思った方がいいでしょう。

自分に合った環境に住んでいる

田舎と一言でいっても、本当に田んぼや畑しか周りになく、お年寄りしか住んでいない地域もあれば、駅やデパートもある都市化された田舎もあります。

人間関係の濃さや雪の降る量なども、住む場所によって全然違いますね。

田舎暮らしがストレスフリーになるかどうかは、自分に合った環境を見つけられるか、または住めるかどうかともいえます。

私が一番初めに移住したのは豪雪地帯でしたが、一人暮らしの私にはあまりにも雪が多すぎました。

若い人もほとんどおらず、バイトも探しににくかったので、結局引っ越しましたね。

田舎に「居心地がいい」と感じる人の多くは、人間関係の密度や仕事のしやすさを含めて、自分に合った環境に住めている気がします。

まとめ

新潟の住居の風景

田舎暮らしには向き・不向きこそありますが、もし自分に合っていればストレスフリーの生活ができると思います。

実際、私は都会よりも田舎の方が、圧倒的に暮らしやすいと感じています。

ただ、田舎は都会と比べて交通の便が悪く、仕事も選びにくいので、人によっては「不便」「退屈」といった気持ちの方が強くなるかもしれません。

同じ市町村内でも地区によって雰囲気が違うこともあるので、移住で失敗しないためにも、旅行も兼ねて何度か下見に行ってみるのがおすすめですよ。