【初心者編】「これってなんの木??」樹木の名前を調べる方法

【初心者編】「これってなんの木??」樹木の名前を調べる方法

キャンプや外遊びで自然の中に出かけたり、街中を歩いていたりしたとき「この木って、何の木?」と思ったことはありませんか?

樹木は森の中だけでなく、街路樹としても植えられているので、街のあちこちで見かけます。

しかし樹木は種類もたくさんあって、似たようなものばかりなので、結局「何かわからん!」となることもしばしば。

それくらい樹木を調べるのは、ハードルが高いんですよね。

そこで今回は、アウトドア専門学校で樹木50種を覚えた私が、身近な樹木を調べる方法についてご紹介します。

初心者編ということで、なるべくわかりやすく説明するので、気楽に読んで見てくださいね。

木を調べるのって、難しすぎない?

ユリノキ
ユリノキ(写真中央の逆T型。公園や街路樹に多い)

そもそも「木を調べるって、難しすぎじゃない?」と思いませんか?

私は子どもの頃から自然が好きでしたが、アウトドア専門学校の授業で樹木50種を覚えるまでは、樹木の名前なんてほとんどわかりませんでした。

今もすべての樹木がわかるわけではなく、知らない樹木なんて山ほどあります。

だから研究者でも学校に行ったわけでもないのに、樹木や植物の知識が豊富な人を見ると「すごいなー」と感心してしまいます。

自然が好きなのに気になった樹木を調べられないし、わからないというのは、本当にストレスになるんですよね。

ネット図鑑で検索にしても出てくる種類が多すぎるし、そもそも名前がわからないから調べているのに、「名前や科名から探す」といった検索ページを見ると、「それがわからないんだよ!!」と、大声で叫びたくなります。

「単葉・複葉」「葉のつき方」など特徴を聞かれても、初心者にはさっぱりわかりません。

本当に素人にとって、樹木を調べるのは難しいんですよね。

【初心者編】樹木の名前を調べる方法

そんな初心者にとって難解な「樹木調べ」ですが、樹木の名前を調べる方法には、「アプリ」と「図鑑」の2通りがあります。

調べる上で最も簡単な方法は、樹木・植物に詳しい人に聞くことですが、そんな人周りにいないですよね?

なので、アプリおよび図鑑を使って樹木を調べる方法について、順番に解説していきます。

(1) 樹木・植物アプリを使う

スマホアプリ

スマホでダウンロードできる樹木・植物アプリを使うと、身近な樹木や自分が見た木の名前を簡単に調べられます。

写真を撮るだけで樹木や植物が調べられるので、葉の特徴など専門的なことを知らなくても使いやすいですね。

無料でダウンロードできるアプリを使えば、お金もかかりません。

スマホで「これ何の木かな?」と思う樹木を撮影して、もしアプリ内にデータ収録されていれば、その場でスッキリ解決です!

ただし、アプリにもデメリットはあります。

アプリによっては、樹木の識別精度にやや欠けたり、海外の樹木も含んでいたりすると、お目当ての樹木が見つからない可能性もあるということです。

しかし「私の見た木が載ってない!」というのは、図鑑でも起こり得ることなので、結局同じかもしれませんが….。

アプリは使ってみて、お目当ての樹木がなければ削除すればいいだけなので、一度は使ってみる価値がありますよ。

(2) 図鑑で調べる

樹木図鑑

アプリにお目当ての樹木がないときは、コツコツ図鑑で調べるしかありません。

私も樹木50種を覚えたときは、図鑑を使いました。

でも、中には「もっとサッと知りたいんだよね」と思う方もいますよね?

その気持ち、よくわかります。

よくわかるんですが、今のところほかに樹木をラクに調べる方法はありません(何かあるなら、教えてほしいくらいです)。

そんなわけで、図鑑で樹木を調べる方法について解説していきます!

① 樹木をスマホで写真に撮る

トウカエデ
トウカエデ(カエデの仲間)

気になる樹木があったときは、まず写真に撮ります。

撮影する箇所は、葉っぱ、花や実、樹皮(木の皮)です。

その中で特に重要なのは、葉っぱです。

樹木は時期によって花や実がなっていないこともあり、写真のように「緑ばっかり…」ということも多くあります。

そのため、葉っぱの全体像はもちろん、葉の模様やフチのギザギザ感など細かい部分もわかるように撮影しましょう。

写真は近距離や遠距離、角度を変えてなど多方向から撮っておくと、あとから図鑑で調べたとき「撮っておいて良かった〜」と思うはずです(体験済み)。

もし可能であれば、葉っぱを一枚持ち帰っておくと、家に帰った後も調べやすいですよ(ただし持ち帰り時は、葉の裏に虫がいることもあるので、触る前に必ず確認しましょう)。

② 図鑑を用意する

葉で見わける樹木

樹木図鑑を買うときは、葉っぱの形で調べられる図鑑や、葉っぱの写真が大きく掲載されている図鑑を選ぶようにしましょう。

ネットにも「樹木図鑑サイト」は複数ありますが、専門用語が多く、文字検索が中心なので、樹木の予備知識がない人にとってはハードルが高いと言えます。

その点、図鑑なら少しお金はかかりますが、ネットよりも特定の葉っぱを見つけやすく、イラストで検索もできるので、調べるのがいくらか簡単です。

ちなみに私がおすすめする図鑑は、林 将之氏の著『葉で見わける樹木』です。

フィールド・ガイドシリーズ23 葉で見わける樹木 増補改訂版23
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これは、私がアウトドア専門学校で初めて樹木観察したときに、授業で配られた本です。

本には350種の樹木が収録されていて、葉っぱのイラストが見やすいうえ、ポケットサイズなので携帯もしやすくなっています。

しかも収録されている樹木は、身近な雑木林や公園で見られるものから厳選!

この本は本当に便利で、今でも樹木を調べるときには使っています。

自然ガイドなどを目指す方でもない限り、ちょっと気になった樹木を調べるくらいなら、これ一冊でOKですね。

「初心者が最初に覚えたい、ベーシックな樹木を集めた本」だと、個人的には思っています。

あとはもし売っていれば、あなたの地域で見られる樹木・植物をまとめた図鑑などもいいですね。

「〇〇市の樹木」「北海道の樹木図鑑」など、地域を限定した図鑑だと樹木がより調べやすくなります。

③ とにかく探そう!図鑑で樹木を調べる

ヤマウルシ
ヤマウルシ(かぶれるヤツ)

最初に言っておくと、調べる樹木や使用する図鑑によっては、お目当ての樹木が載っていない可能性もあります。

私も調べたい樹木が、『葉で見わける樹木』に載っていないこともあったので、何冊か図鑑を買い足しました。

図鑑で調べるといっても、樹木350種(図鑑『葉で見わける樹木』の場合)をすべてを検索する必要はありません。

『葉で見わける樹木』の先頭付近のページには、「検索表」が付いています。

このチャートで卵形、もみじ形、羽っぽい形など、自分が見た葉っぱの形とイラストを照らし合わせていけば、かなりの数を絞り込めます。

葉の形
作成:Reach Out Leaders

それでも慣れていないと50種くらいは残ってしまうかもしれませんが、無限にあった可能性が、残り50種に絞り込めたことと思えば良くありませんか?

あとはコツコツ頑張って探して、「この木だ!!」というお目当ての木を見つけたときの快感を味わってくださいね!

葉っぱの形・特徴で検索できるようになりたい方はこちらもオススメ >>>【中級編】「これってなんの木??」樹木の名前を調べる方法

庭にある樹木を調べるのは、かなり難しい…

他人の家の前を通ったときに、ふと「この木なんだろう?」と思ったことはありませんか?

戸建てなどの住宅の庭には、道路からの視線防止や美しい外観をつくるために、樹木が植えられていることが多々あります。

私も「この木なんだろう」と興味をそそられるときがあるのですが、一般家庭の庭に植えられている樹木を調べるのは「相当難しい」と考えてください。

庭園用の樹木には、中国産やアメリカ産などさまざまな種類があります。

生育環境がマッチしていれば日本に分布しない樹木や植物も自由に植えられるため、図鑑で調べる範囲は、日本で自生する樹木から海外品種にまで広がります。

家庭によっては公園や街中など、どこでも見かけるベーシックな樹木を植えている場合もありますが、そうでない場合もあります。

ある程度の樹木知識を持っていても、他人の家の庭に植えられている樹木・植物を調べるのは、困難を極めることなのです。

まとめ

オニグルミ
オニグルミ(葉が大きい)

私はアウトドア専門学校で樹木を覚えるまでは、「樹木なんて知らなくても、景色がきれいなことは感じられるし、それでいいや」と思っていました。

でもやっぱり、「樹木の調べ方がわからない」という理由から、好奇心を捨てるのは悲しいことです。

確かに樹木の名前なんて知らなくても普段の生活に影響はありませんし、キャンプも登山もできます。

しかし樹木の名前がわかると、もっと自然に触れるのが楽しくなります。

街を歩いたとき、自然の中を歩いたとき、ふと目に入った樹木の名前がわかる。

たったそれだけのことですが、このワクワク感を多くの人に味わってほしいと思います。

フィールド・ガイドシリーズ23 葉で見わける樹木 増補改訂版23
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