自然体験のメリットとは? 子どもの生きる力を育むために親ができる3つのこと

自然体験のメリットとは? 子どもの生きる力を育むために親ができる3つのこと

子どもの教育に関心のある人であれば、「自然体験にどんなメリットがあるのだろう」と思うこともありますよね?

この記事は、こんな人におすすめです。

  • 自然体験のメリットが知りたい人
  • 教育に関心のある親や野外教育関係者
  • 子どもの成長のために自分にできることが知りたい人

夏休みに自然体験プログラムに参加したり、親子でキャンプを楽しんだりと、自然体験の活動は多種多様です。

どんな効果があるのかを知っておくと、子どもも成長しやすくなるでしょう。

そこで今回は、自然体験のメリットについてご紹介します。

アウトドア専門学校で野外教育を学んだ、アウトドア歴6年以上の自然体験教育者がわかりやすく解説しますよ。

自然体験の主なメリット

自然の散策路

森や山、海など日常生活から離れて行う自然体験には、数多くのメリットがあります。

子どもにも良い影響があるので、幼児のうちから自然の中で活動することは、やっておいては損はありません。

まずは、自然体験の主なメリットについて見てみましょう。

五感の解放

自然の中に出かけると、視覚や聴覚、嗅覚などさまざまな体の機能を使います。

普段の生活では意識しなかった、風の音や鳥の声も聞こえてきますし、森林が放つ独特な香りに気がつくこともあるでしょう。

人間本来が持っている感覚を、存分に解放できること。

それは、自然が持つ大きな魅力です。

心身のチューニング

自然に触れることで心身がリラックスすることも、自然体験のメリットです。

普段は仕事に家事にと、時間に縛られがちな私たちですが、ハイキングやキャンプでは、自然のリズムに生活を合わせるようになります。

日が沈んで暗くなれば眠る準備を始め、朝は鳥のさえずりとともに起床する、といった感じです。

現代は便利な生活ができるため、夜でも街中や家に明かりが点いていて、24時間いくらでも活動できます。

ただ、それによって失われていく、人間本来が持つ力もあるのではないでしょうか?

自然にはリラックス作用とともに、心身のリズムをチューニングしてくれる効果も期待できます。

子どもへの教育効果

全国には自然体験プログラムを提供している、団体や組織が数多くあります。

内容はデイキャンプや農業体験などさまざまですが、それらの団体が子ども向け自然体験を実施する理由は、大きな教育効果が望めるからです。

急に雨が降ってきたり、うまく火がつかなかったりと、自然の中では予想外のことが起きます。

詳しくは後述しますが、楽しいことも、ちょっと大変なことも含めてそれらの活動は、子どもの人間性を伸ばし、たくましい子へと導いてくれるでしょう。

親子の時間が増える

家族キャンプなどレクリエーション目的でアウトドアをする人も多いと思いますが、その場合には、親子で過ごす時間がたっぷり取れるでしょう。

非日常である自然の中では気持ちもリラックスすることから、普段できない話も子どもから聞けるかもしれません。

自宅だとリビングや自分の部屋など、個別に活動できるため、家族揃って一つの活動をしたり、会話の機会を持ったりすることは難しいことがあります。

そんなときにこそ、子どもと一緒に自然体験をすることで、貴重な親子の時間を持ちやすくなるでしょう。

自然体験は、子どもの生きる力を育てる

子ども自然体験と親

自然体験活動では、子どもの生きる力を育むことができます。

“生きる力” とは、文部科学省が提唱している考え方で、学力に加えて、豊かな人間性と健康・体力のバランスがとれた力のことです。

簡単にいえば、頭がいいだけでなく、みんなからも尊敬される人間性を持った人、という感じでしょうか。

まさにスーパーマンですね。

また、自然体験には家族キャンプのような一般的な自然体験と、組織が運営する自然体験プログラム(教育キャンプ)の2種類があります。

どちらも同じ自然体験ではありますが、組織による自然体験プログラムの場合、コミュニーケーション力などの「社会性」もまとめて育つメリットがあります。

【自然体験で育つ力】

  • 感受性
  • 創意工夫
  • チャレンジ精神
  • 健康な体
  • 探究心

【自然体験プログラムで育つ力(社会性)】

  • 自分から話す、行動する(自主性)
  • 仲間と協力する(協調性)
  • 相手の気持ちを理解する(コミュニケーション力)

もう少し掘り下げて、たとえば、自然体験プログラムのキャンプを例にしてみましょう。

自然体験プログラムのキャンプの場合、スタッフや他の子どもと関わることで、コミュニケーション力が養われます。

仲間と一緒にいることで、友達の作り方や自分の役割、強みなども発見できるでしょう。

同時に、植物や木々に触れることで感受性も育ち、「これは何だろう」といった探究心も芽生えやすくなります。

活動の中でうまくできないことがあれば、あれこれ考えて乗り越えようとするでしょう。

子どもは自然体験によって、一人の人間として生きていくための力を身に付けていきます。

それは家族キャンプでも、組織による教育キャンプでも同じです。

あわせて読みたい >> 【簡単にわかる】自然体験が与える、子どもへの教育効果

おすすめの自然体験活動を紹介

いちご狩り

自然体験は、決して難しいものではありません。

体力を使うハードな活動もあれば、自然物を使った工作などソフトな活動もあるので、好きな活動を選ぶのが一番だと思います。

自然体験としては、たとえばこんな活動がありますね。

  • キャンプ
  • ハイキング
  • 虫採り
  • 水遊び(川遊び、シャワークライミングなど)
  • 家庭菜園
  • ○〇体験(田植え、果物狩りなど)

初心者はなるべく道具がいらない活動か、もしくはレンタルして始めてみるのがおすすめです。

アウトドア関連の商品は値段も高いですし、やってみないと続くかどうかわからないですからね。

「どこか近くで自然体験できる場所はないかな?」と思っている人は、以下のサイトで探してみると、おもしろそうな活動が見つかるかも。

【全国の自然体験を探せる予約サイト】

>> 日本最大級の遊び予約サイト「asoview!(アソビュー)」

>> レジャー・アクティビティ予約サイト「じゃらん」

>> 日本全国のアウトドア・文化体験の遊び予約サイト「アクティビティジャパン」

子どものために親ができる3つのこと

親子ではに触れる

子どもの教育に関心がある人であれば、「自分に何かできることはないかな?」と思うこともありますよね?

その場合には、以下のような点を意識してみるといいでしょう。

(1) さまざまな体験の場を与える

子どもを持つ親御さんであれば、子どもにはさまざまな体験の場を提供してあげるのがおすすめです。

子どもは経済的な理由などから大人よりも制限が多く、活動の自由がききません。

自宅を中心に行動範囲が限定されるので、子どもの興味関心の幅を広げるには、大人の力がどうしても必要です。

一度やってみて楽しくなければやめればいいだけなので、キャンプや果物狩りなど、さまざまな体験を与えてあげるといいでしょう。

(2) 親が楽しそうに自然に触れる

やっぱり大人が楽しそうにしている活動には、子どもも惹かれます。

特に小さい子であれば、「大人がこんなに楽しそうにしているんだから、何かおもしろいに違いない」と思うでしょう。

子どもに喜んでほしいと思うのはもちろんですが、自分自身も楽しめる自然体験活動だと、みんながハッピーでいいかもしれませんね。

(3) 「嫌い」と言われてまで、無理にさせない

子どもに宿泊キャンプなどの自然体験をやらせてみた結果、「嫌い」と言われることもあります。

その場合は、それはそれでいいのではないでしょうか?

確かに自然体験は素晴らしい活動だと思いますが、中にはキャンプや登山などの活動が性に合わない子もいます。

でもそんな子でも、工作などのモノづくりは楽しいと思うかもしれません。

仕事にも向き・不向きがあるように、なるべくその子が興味を持っている部分を伸ばしてあげるといいでしょう。

まとめ

自然体験のメリットは、五感の解放やリラックス効果、子どもの教育に役立つことです。

家族キャンプと組織がやっているキャンプとでは、社会性の面で養える能力に違いはありますが、どちらであっても感受性や探究心などの力は養われていくでしょう。

親御さんや野外教育関係者であれば、自分が楽しそうに自然の中で活動していると、子どもも相乗効果で楽しいと思ってもらえるかもしれないですね。

仕事もそうですが、人は楽しいと思える活動の方がパフォーマンスが上がり、学びも深まります。

ぜひ自然体験で、一人の人間として生きていくための力、幸せになるための力を育んでみてくださいね。