ガチのアウトドア好きに、頭のいい人が多い理由

ガチのアウトドア好きに、頭のいい人が多い理由

アウトドア専門学校時代から今日まで、さまざまなアウトドア好きの人と出会ってきましたが、ガチのアウトドア好きには頭のいい人が多いような気がします。

もちろん、アウトドアをやっているすべての人がそうだとは言えませんが、「この人は別に、アウトドア業界でなくてもやっていけただろうな」という印象を受けることがよくありました。

そこで今回は、頭のいい人とアウトドアの関係について、私なりの見解で勝手に解説します!

前提として、ここでいう「頭がいい」とは、「学力が高い」「勉強ができる」といった意味です。

「地頭が良い」とか「人間性に優れている」とかは、また別問題ということでお願いします。

ガチのアウトドア好きには頭のいい人が多い

アウトドアが好きな人は大勢いますが、「この人、頭いいな」と思う人は、たいていにわかではなくガチの人でした。

縦走登山やボルダリング(野外)、プライベートでリバーカヤックをするとかそういう人たちです。

本格的にアウトドアをしている人たちのどこに「頭がいい」と感じるかというと、まずその経歴のすごさです。

  • 大学を首席で卒業した、現役ボルダリングジム経営者
  • 元・国家公務員(環境省)の同級生
  • リバーカヤック非常勤講師(めちゃめちゃ上手い)兼 大学院の准教授
  • 優秀なビジネスマンから、アウトドア専門学校へ入学したOB(現在は自然体験施設の所長)
  • 在学中に任意団体をつくり、自然体験事業を立案・運営していたOB、などなど

おそらくアウトドア以外の分野でやっていけるだろう人たちがゴロゴロいました。

何らかの結果を残している人たちは総じて、自然分野以外でも才能がありそうな感じです。

頭のいい人がアウトドアにハマる理由

頭がいいからアウトドアをしているのか、アウトドアをしているから頭がいいのかは分かりませんが、結果的には、アウトドア好き(ガチの)には優秀な人が多い印象です。

ではなぜ、頭のいい人がアウトドアにハマるのか。その理由についていくつか挙げてみました。

理由1:ストイックな性格

自分の限界に挑戦したい、自分がどこまでできるのか試してみたい。そんな気持ちが強い人ほど、登山やトレラン、カヤックなどの本格的なアウトドアに目覚める気がします。

勉強や受験においても全力を出す姿勢は、「自分へのチャレンジ」みたいな部分があるような気がしてなりません。

理由2:考える要素がたくさんあるから

アウトドアでは天候の変化やアクシデントの発生など、その場で状況判断が求められることも数多くあります。

言い換えれば、自然の中には考える要素がたくさんあるということです。

「次に何が起こるか分からない」「予測不可能」など、そういう刺激を楽しむ人も世の中にはいるわけです。

さらに、物事を深く考えることが好きな人や研究者気質な性格であれば、なおアウトドアにハマっていくでしょう。

自分の知らない植物や動物、天候が変化したときの対応・判断など、知的好奇心をくすぐる要素がアウトドアには豊富に存在します。

理由3:スケールの大きさに惹かれる

アウトドアでは、自分の想像を超える風景が目の前に広がることも珍しくありません。

雲海の中に浮かぶ富士山、切り落ちたダイナミックな岩壁、どこまでも広がっている地平線。日常とかけ離れた圧倒的スケールの自然風景がそこにはあります。

自然の中にいるとき気持ちよさや爽快感、時期によって移り変わる美しい景色は、頭のいい人でなくても誰もが魅了されるものです。

キャンプや登山では、たとえ植物や山の名前を知らなくても、ただそこにある自然を眺めているだけ感動することもあります。

知識やノウハウをはるかに超えた魅力がある、そういうものを頭のいい人は強く感じとっているのかもしれません。

理由4:アイデアや発想が生まれやすい

自然の中にいると、日常のストレスやわずらわしい人間関係から解放されるためリラックスしやすいもの。自分らしくいられる空間ともいえるので、頭のいい人の中には、リフレッシュのためアウトドアをするという人もいます。

今、私たちが当たり前のように使っている道具には、自然からアイデアを得た発明品が多数あります。

たとえば、アウトドアウェアのはっ水加工は、植物のハスをヒントに誕生したものです。

新幹線の先端部分は、衝撃を緩和する設計になっていますが、発想のヒントはカワセミのくちばしから生まれています。

自然の中にいると発想が柔軟になり、インスピレーションを受けやすいということもアウトドアにハマる理由といえるでしょう。

アウトドアで頭が良くなる3つのワケ

アウトドアに頭のいい人が多いのは、もともと頭のいい人がアウトドアしているだけなのかもしれません。

ですが、登山やキャンプなどの野外活動では、予期しない出来事や初めて経験することも起こりやすいため、考える機会が多いのも事実です。

近年、脳科学の専門家である東北大学教授の瀧 靖之 氏は、著書『アウトドア育脳のすすめ』で、「賢い子に必要な好奇心を育てる要素が、アウトドアには詰まっている」と語っています。

そんなこともあって、以下では、アウトドアで頭が良くなる3つのワケについてまとめました。

1. たくさんの疑問、質問が生まれる

アウトドアをしていると、見たこともない動植物や自然の現象と出会います。

「これは一体、何?」と考えることが普段よりも多くなるので、たくさんの疑問や質問が生まれるわけです。

自分の知らないことに出会うと人に聞いたり、スマホで調べたりするので、自然と知識や経験が増えます。

それが学校の勉強に直接影響するかどうかは分かりませんが、人としての深みが生まれることには間違いないです。

2. ピンチや予想外のことが起こる

自然の中にいると、さまざまなことが起こります。急に大雨が降ってきたり、道具が壊れたりとするので、その場その場で適切な状況判断が求められることも少なくありません。

アウトドアでは、予想外のことやピンチに見舞われたとき、どうやってその状況を乗り切るかを考える機会が多いので、問題解決への思考力が養われます。

一緒にいる人が優秀な場合、その人が問題を勝手に解決してくれることもありますが、自分の力でなんとか解決しないといけない状況となることも珍しくないです。

ケガや事故などの深刻な場面だけでなく、食器の数が足りないとか、靴が川に流されたとか、そういう些細なシーンでも判断力や考える力が必要になります。

ピンチや不自由な環境に陥ると、自分でも想像していなかったアイデアを思いつくこともあるので、つくづくアウトドアは奥が深いなと感じるものです。

3. 数学的な応用力が身につくから

社会に出てから一番役に立つ学校の科目は、「数学」だということをどこかで聞いたことがあります。

数学は、公式などを覚える暗記力だけでなく「応用力」を必要とする教科です。必要に応じて補助線を引いたり、別の公式を組み合わせたりして、ゴールへたどり着く力が求められます。

ビジネスでは応用力を必要とするシーンが数多くあるため、バラバラの知識を繋ぎ合わせたり、視点を変えたりして問題を解決していく力はとても役立つものです。

そして、アウトドアも数学と同じで応用力を必要とするジャンル。

自分の知っている知識や少ない持ち物を使って、どうやって自然の中で快適に過ごすかやピンチを脱出するかを考えることがあります。

雨に濡れないためにブルーシートを使う、大きめのゴミ袋でザックを覆うなど、状況を打開するための応用力がアウトドアでは身につきます。

まとめ

ガチのアウトドア好きには、ストイックな人や考えることが好きな人が少なくないので、頭のいい人が多い印象です。

登山やキャンプなどの体験そのものにも、頭の良くなる要素が詰まっているので、頭のいい人はますます賢くなっていくんですかね。

アウトドアは塾などと違って、単純に学校の勉強で役に立つ知識が身につくというよりは、課題解決力や応用力など、賢さの土台となるスキルが身につくもの。

子供を頭のいい子に育てたいと思っている親御さんは、幼少期から自然に触れさせるようにするといいかもしれませんね。