雪はいつ降るか分からないため、日頃から雪かきスコップを用意しておく必要があります。
自宅にスコップがない場合、玄関から出られなかったり、車を出せなかったりと困った思いをするでしょう。
加えて雪かきは、わりと体力を使う作業です。
だからこそ、なるべく効率的にやってラクしたいですよね?
そこで今回は、おすすめの雪かきスコップと選び方についてご紹介します。
私は新潟に移住してから9年が経ち、豪雪地帯で大雪も経験してきました。
かまくら作りなどのアウトドア活動も含めると、長いこと雪に触れています。
この記事では、軽くて扱いやすいスコップを中心に集めたので、ぜひ気軽に読んでみてくださいね。
<初心者向け>雪かきスコップの選び方を3ステップで解説
雪に慣れていない人であれば迷うのが、スコップ選びです。
適当なものを選んでしまうと後で、「全然使えない」と思うばかりか、邪魔になってしまいます。
雪かき用スコップを選ぶときのポイントは、以下の3つです。
<ステップ1> 雪の量
まず、自分の地域の雪の量に注目しましょう。
雪の量はスコップの形と関係しており、少雪なのか大雪なのかで選ぶ種類が違ってきます。
以下は雪の量に対応したスコップ形状なので、一つの目安にしてみてください。
【雪の量別:スコップの形】
少雪:雪はね、プッシャー(ラッセル)
中雪:プッシャー(ラッセル)
大雪:スノーダンプ、除雪機
先端が三角形や四角形をした、いわゆる一般的なスコップは、少雪でも大雪でも使えるのでオールラウンダーという感じですね。
お住まいの地域で、雪が降る頻度や積雪量の検討がついたら、次の “雪の硬さ” へと進みます。
<ステップ2> 雪の硬さ
雪の硬さは、スコップの素材に関係してきます。
硬い雪や氷にも対応できたほうがいいのか、単に雪をかき分けるだけなのかで、最適なスコップは変わります。
以下は、雪の硬さと素材の特徴です。
雪の硬さ | スコップの素材 | 素材の特徴 |
硬い | アルミ/鉄製 | ・重たい ・強度 / 耐久性が高い |
やわらかい | プラスチック製 | ・軽量 ・女性でも使いやすい ・強度 / 耐久性がやや弱い |
アルミ/鉄製のスコップは、重い雪や凍った雪を砕くのに役立ちます。
やや重量はありますが、プラスチックにはない安心感がありますね。
プラスチック系のスコップは、やわらかい雪をかき分けるのに最適です。
軽くて扱いやすいのがメリットですが、多少強度に不安があり、重い雪の場合、スコップが折れる可能性があります。
そのためスコップを選ぶときは、先述した “雪の量” と “雪の硬さ” をセットで考えるようにしましょう。
【集めました】おすすめの雪かきスコップ特集
雪かきスコップは、雪の量や硬さ、住んでいる地域に合わせて選ぶことが大切。
でも、どうせなら「軽くて使いやすい方がいいな」と思いますよね?
ここでは女性でも扱いやすく、アパート暮らしにもおすすめのスコップを集めました!
※ ★評価はあくまで、個人の所感とお考えください
グリーンパル クリスター雪ハネ
雪の量:★★☆☆☆
強 度:★★★☆☆
軽 さ:★★★★☆
収納性:★★★☆☆
おしゃれ感:★☆☆☆☆
軽くて丈夫な、プラスチック製の雪かきです。
私の実家にも、こんな感じの雪かきがありましたね。
ロックナット式で収納しやすく設計されているので、玄関や物置にも置きやすいはず。
アイリスオーヤマ 着脱式 粉砕ポリカ 雪はねセット ブラック
雪の量:★★☆☆☆
強 度:★★★☆☆
軽 さ:★★★☆☆
収納性:★★★☆☆
おしゃれ感:★★☆☆☆
収納性も考えられた、着脱式の雪かきスコップセットです。
軽くて扱いやすいので、女性にも向いているのが特徴。
うっすら雪が積もる程度なら、これで十分かもしれません。
アイリスオーヤマ 着脱式ポリカブレード付きプッシャーセット
雪の量:★★★★☆
強 度:★★★☆☆
軽量性:★★★☆☆
収納性:★★★☆☆
おしゃれ感:★★★☆☆
プッシャー(ラッセル)の雪かきは、パワーと重量のバランスに優れている点が魅力です。
こちらは組み立て式のスコップですが、簡単につくれるようになっています。
使いやすさと収納性を兼ね備えたアイテム。
グリーンパル クリスターラッセル スノーV
雪の量:★★★★☆
強 度:★★★☆☆
軽量性:★★★☆☆
収納性:★★☆☆☆
おしゃれ感:★★★★☆
『クリスターラッセル スノーV』の魅力は、雪を皿に乗せたとき、斜めについた溝が雪を中央に集める構造になっていること。
ガーッと雪をかいたときの飛び出しを防ぐので、効率良く雪かきができます。
見た目もおしゃれな雰囲気ですね。
金象印 プラスノープッシャー 124500
雪の量:★★★★☆
強 度:★★★★☆
軽量性:★★☆☆☆
収納性:★★★☆☆
おしゃれ感:★★☆☆☆
やや重量はありますが、パワーと使いやすさが両立したスコップ。
10〜15cmの新雪であれば、押しながら運べます。
腰に負担がかかりにくいので、女性やお年寄りにも向いています。
アイリスオーヤマ メタルブレードスコップ 着脱式
雪の量:★★★☆☆
強 度:★★★★☆
軽量性:★★★★☆
収納性:★★★☆☆
おしゃれ感:★★★★☆
3種類のカラーから選べる、アイリスオーヤマの軽量スコップ。
先端にスチール製の刃がついているので、圧雪や凍った雪も砕きやすくなっています。
雪かき用としてはもちろん、園芸や落ち葉集めにも応用可能。
分解して収納できるので、車載用としてもおすすめ。
コンパル カルスコ635
雪の量:★★★☆☆
強 度:★★★☆☆
軽量性:★★★★★
収納性:★★★☆☆
おしゃれ感:★★☆☆☆
先端が金属補強された、小さくて軽いスコップ。
約640gの重量で、女性にも扱いやすいようにできています。
完成品のため分解はできませんが、コンパクトなので収納もしやすいでしょう。
玄関や駐車場の除雪など、ちょっとした雪かきで活躍。
アステージ スコップ金具付 SM-340
雪の量:★★★☆☆
強 度:★★★☆☆
軽量性:★★★★☆
収納性:★★☆☆☆
おしゃれ感:★★★☆☆
雪に強い、プラスチック製のスコップ。
組み立て型ですが着脱式ではないので、取り外しての収納はできません。
金具付きのスコップは、固まった雪にもザクザク刺さるのが特徴です。
使いやすい角度で設計されているため、雪の滑りも良く、スムーズに雪かきが進むでしょう。
グリップも握りやすく、安定感のある除雪を実現します。
アイリスオーヤマ ポリカ車載スコップ
雪の量:★★☆☆☆
強 度:★★☆☆☆
軽量性:★★★★★
収納性:★★★★☆
おしゃれ感:★★★☆☆
日常の雪かきというよりは、車に積んでおきたいコンパクトなスコップ。
軽さと長さのバランスが良く、女性から高く支持されています。
時々降る雪や緊急時に備えるなら、これを。
RISU アルミ炭スコップ #3
雪の量:★★★☆☆
強 度:★★★★☆
軽量性:★★★☆☆
収納性:★★☆☆☆
おしゃれ感:★★☆☆☆
私が持っているスコップも、こんな感じのアルミ製です。
普段は駐車場の消雪パイプでほぼ事足りるため、大雪時の車周り用もしくはアパートの玄関用として使っています。
こちらのアルミ製スコップは軽量かつタフなので、固い雪からシャーベット雪にまで活躍しますよ。
コンパル 鉄スコ(木柄)角型
雪の量:★★☆☆☆
強 度:★★★★★
軽量性:★★★☆☆
収納性:★★★☆☆
おしゃれ感:★☆☆☆☆
鉄スコップはプラスチック製と比べて重たいのですが、氷や硬い雪には最適です。
剛性が高いので、雪かき中に折れない安心感がありますね。
一本持っていると心強い、そんなスコップです。
スノーダンプは大雪、広範囲の雪かきに便利
大雪が降る地域では、スノーダンプが便利です。
これがあるとないとでは、雪かきの効率が全く違います。
スコップやラッセルしか持っていないと、体力的にも精神的にも、かなりしんどいです。
豪雪地帯である新潟・妙高市に住んでいた頃、アパートに常備設置されていて、本当に助かりましたね。
雪遊びも兼ねるなら、軽量コンパクトなアウトドアスコップが最強
普段の雪かきにこそ向いていませんが、雪かきを交えた子どもの雪遊びということであれば、アウトドア用スコップが最強です。
登山用のスコップは、持ち運びしやすいように、軽量コンパクトに設計されています。
少々値段はしますが、本体をバラして収納できるので、かまくら作りなどの雪遊びをする方にはおすすめです(私も一本持っています)。
車に積んでおけば、路上スタックなどの積雪によるトラブル、緊急時にも役立つはずですよ。
まとめ
雪かき用スコップは、雪の量と硬さに合わせて選ぶことが大切です。
都心のように、年に数回、雪が降るだけなのか、日本海側の地域で毎日大雪が降るのかによって、必要な機能性は違ってきます。
アルミや鉄製は硬い雪や氷に強く、プラスチック製は、軽量で扱いやすいのが特徴です。
好みのデザインも考えながら、用途に合ったスコップを選んでみてくださいね。