アウトドアが嫌い。それはそれでいいじゃない

アウトドアが嫌い。それはそれでいいじゃない

【更新日:2019/11/29】

「虫が多い」「服が汚れる」などの理由からアウトドアが嫌いという人は少なくないもの。それでも地域行事や学校行事などで参加しないといけないとなると、気が重いですよね。

私は自然体験指導者やアウトドアの記事を書く仕事をしていますが、自然に興味のない人にアウトドアの良さを強要することは好きではありません。

アウトドアが嫌いなら、それはそれでいいのではないでしょうか?

 

アウトドアが嫌いなら、それはそれでいいじゃない

私は自然が好きなのでアウトドア関係の仕事をしていますが、アウトドアが嫌いな人がいるのもしょうがないと思っています。

人によって食べ物や服に好みがあるように、アウトドアが好きとかインドアが好きとかも、その人のライフスタイルや価値観が大きく関係しているからです。

夏に外に出れば虫も多いですし、キャンプ場に行けばトイレが薄暗かったり、汚かったりすることも珍しくないもの。雨が降れば服も濡れるし、道を歩けば土が跳ねて汚れることもあります。

私自身、清潔な環境やホテルなどに泊まれるならその方がいいと思っています。

今はスマホ一台で大抵のことはできる時代なので、清潔で快適な空間を求める人がいるのは当然です。

アウトドアや自然が好きな人が大勢いるように、アウトドアに魅力を感じない人がいるのも不思議なことではありません。

子どもは自然が好きだけど、親はアウトドアが苦手…

子供のアウトドア

家族・親子交流目的のアウトドア体験を企画・運営をしていて多かったのが、このケース。

虫を捕まえたり、自然の中を散策したりするのが好きな子どもに対して、ママさんなどは若干引き気味でした。

自然体験指導者としてはここが結構困りどころで、「服を汚したくない」「快適な場所にいたい」という気持ちがよく分かるため、活動に躊躇することもあります。

特に「参加したくないのに参加させられた」という、ある種の強要のような状況が見えると、なるべく親御さんに負担をかけないようにしたいと人一倍気を使うものです。

すべてのアウトドア関係者が親御さんの気持ちにまで配慮しているとはいえませんが、「やりたくない」「行きたくない」という空気はたいていわかります。

夏のキャンプに子どもが親の意向で送り込まれるように、地域行事や学校行事のアウトドアでは、自然好きの親御さんばかりが集まっているわけではないということを指導者側も理解しています。

自然体験は子どもの可能性を広げるチャンス

自然体験には、子どもの可能性を広げるチャンスが眠っています。

「嫌だ嫌だ」と思いながらも、子どもが「初めてのことにチャレンジする」「新しい人に出会う」など、そこでした体験は、間違いなく子どもの将来に役立ちます。

親御さんがアウトドア嫌いだとしても、子どもが自然に触れたり、キャンプに参加したりして喜んでいるのであれば、それは救いかもしれませんね。

特に小学生くらいまでの子どもは、自分で旅行することも、自力で興味の幅を広げることも難しいものです。

誰かが「こんな遊びもあるよ」「ここに行ってみよう」と、活動の幅を広げてあげる必要があります。

今はYouTubeを見れば、子どもでも簡単に情報が集められるようになりましたが、ネットで見る情報というのは、基本的に自分の興味の範囲内であることが多いものです。

お金も車も持っていない子どもは大人と違って、自分の力で活動の範囲や思考を広げていくにはどうしても限界があります。

自分の子どもが完全に「アウトドア嫌い」とわかっているのであれば、無理にやらせる必要もありませんが、そうでないのだとしたら子どもの可能性を広げるためにも、一度、自然体験や外遊びの機会を作ってあげた方がいいでしょう。

自然体験ができるフィールドは、海や森、川、田んぼ、雑木林、湖などいくつもあり、また同じ場所でも行くメンバーが違えば、また気持ちも変わるものです。

キャンプや登山など自然体験へ参加は、自分の好きなことや得意なことを知り、仲間との関わり方も学ぶ機会となります。

まとめ

アウトドアが嫌いなのであれば、無理して好きになることもやる必要もありません。とはいえ、地域行事や学校行事などで参加しなければならないの場面もあるでしょう。

キャンプやバーベキューなどを嫌いと思う以上、解決策はそれをやらないことでしか難しいですが、アウトドア体験は子どもの成長に一役買うこともありますし、指導者や先生側も親御さんの気乗りしない空気を感じていることがあります。

無理に自然の中に出かけなくても、トマトやピーマンに代わる食材や栄養素があるように、他の体験で補うことはできるはずです。