ワンタッチテントは初心者にも扱いやすく、気軽にキャンプを楽しみたいときにおすすめです。
設営が簡単なので、「ポールの入れ方がわからない」「部品が足りない!」という心配もありません。
もしこれからテントを購入する予定であれば、ワンタッチテントを候補に入れてみるといいでしょう。
そこで今回は、5人程度の家族におすすめのワンタッチテントについてご紹介します。
少しでもテント選びがラクになるように、わかりやすく説明しますよ!
ワンタッチテントとは
ワンタッチテントとは、ロープを引っ張るだけで簡単に設営できるテントのことです。
通常のテントは、各ポールを組み立てて生地に通す作業がありますが、ワンタッチテントではそれがありません。
パッと傘を開く感覚で、テントが立てられます。
初心者にも扱いやすいため、キャンプから公園遊び、海水浴にまで活躍しますね。
また、似たような種類にポップアップ式テントがあります。
こちらは収納袋から出して広げると、ポンと自動で設営されるテントです。
ワンタッチ式もポップアップ式も簡単に設営できる点は同じですが、ワンタッチテントの方が、耐久性や居住性に優れていることが多いといえます。
ワンタッチテントの選び方
テントは利用人数や用途によって、選ぶモデルが異なります。
ここでは、ワンタッチテントを選ぶときのポイントについて3つご紹介します。
- (1) 前室の有無
- (2) 耐水圧
- (3) 通気性やUVカット機能
(1) 前室の有無
テントに前室やキャノピーが必要かどうかで、選ぶモデルは絞られます。
前室があると靴や道具が置いたり、リビングがつくれたりするので、居住スペースが広くなります。
タープ代わりもになるので、キャンプで別売りタープを購入しないのであれば合った方が便利ですね。
ただ、公園やビーチなどでテントを使う予定であれば、前室は不要かもしれません。
なるべくコンパクトなモデルの方が持ち運びしやすく、収納もしやすいので。
(2) 耐水圧
耐水圧とは「どの程度の雨に耐えられるか」を示した数値です。
簡単にいえば、防水性ですね。
キャンプ用テントの耐水圧は、1,500mm以上もあれば十分とされています。
お手頃価格でも、この基準を満たしているモデルは結構ありますよ。
あわせて読みたい >>> 【超基礎】簡単にわかる!初めてのキャンプテントの選び方
(3) 通気性やUVカット機能
ワンタッチテントを買うときは、通気性の良さやUVカット機能も確認しておきましょう。
夏場はテント内が暑くなるので、風通しの良さや日差しを防ぐ機能性がものをいいます。
キャンプなどで快適性を求める場合には、これらの機能もチェックしておきたいところです。
(4) その他
テントの重量は、利用可能人数が増えるほど生地量などがかさむため、当然重くなります。
5人程度のワンタッチテントであれば、10〜12kgが重量の目安です。
収納サイズも居住空間が広くなるほど、体積が増えやすいですね。
ワンタッチテントのメリット・デメリット
ワンタッチのメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット
- 短時間で設営できる
- テント初心者にも扱いやすい
- メインにもサブにもなる
ワンタッチテントの魅力は、設営の手軽さにあります。
ポールと生地が一体化しているので、ロープを引っ張るだけでテントが組み立てられます。
設営にあまり自信がない方でも、簡単に設営できるのが強みですね。
ワンタッチテントにはアウトドアメーカーの本格モデルから、安価な簡易モデルまでがあります。
居住空間や寝室などのメイン使用だけでなく、着替え時のサブテントとして使うこともできるのがワンタッチテントです。
デメリット
- 部分的なパーツ修理ができない
- たたみ方にコツがいる
- 耐久性に不安がある
ワンタッチテントは、ポールと生地が一体化しているテントです。
そのためポールなどが破損したときは、フレームごと交換しなければなりません。
たたみ方も通常のテントと違うので、事前に練習したり、動画を見て勉強したりしておくといいでしょう。
耐久性については、ワンタッチテントの質によります。
安価なモデルだと耐久性が低く、熱がこもりやすいなど快適性がイマイチな場合があります。
ワンタッチテントを選ぶときは、メリットとデメリットを考えて選びたいですね。
【5人程度】ファミリーにおすすめ!ワンタッチテント特集
ここではファミリーにおすすめのワンタッチテントして、4人用・5人用・6人用のモデルを集めました。
設営のしやすさを重視しているので、一部、ポップアップ式もご紹介しています。
【4人用】ポップアップ多め!気軽なアウトドアに
HEWOLF|ワンタッチ式テント
ワンタッチとありますが、4〜5人用のポップアップ式テントです。
耐水圧は1,500〜2,000mmで、重量は約3.88kgです。
コンパクトに収納できるので、自宅や車での保管もしやすいでしょう。
シルバーコーティングでUVカット機能が付いたテントは、紫外線から肌を守ってくれます。
ドアと窓は2重構造になっていて、虫対策も万全。
日陰をつくれる前室もあるので、キャンプ入門者におすすめですよ。
【こんな人にオススメ】
- おしゃれな見た目がいい
- 持ち運びのしやすさも大事
- 遊ぶ時間をたくさん取りたい
HUI LINGYANG|ワンタッチテント
3〜4人用のポップアップ式テントです。
カラーもおしゃれな簡易テントは、「日陰がほしい」「のんびりアウトドアを楽しみたい」というときに良さそうですね。
値段もお手頃なので、初心者にも手が出しやすいのではないでしょうか?
テント背面に窓が設置されているので、風通しも文句なし。
開放したシートはホルダーで固定できるので、生地がバタつくこともありません。
耐水圧は1,500〜2,000mm、重量は3.65kgです。
キャンプには物足りないモデルですが、公園やピクニックにはこれくらいでもいいですね。
【こんな人にオススメ】
- 公園やピクニックで使う
- 小家族向きのモデルがほしい
- 面倒な設営作業はイヤ
QUICKCAMP|ダブルウォール キャビンテント
4〜5人用の大きなワンタッチテントは、広い居住スペースが魅力。
耐水圧は2,000mm、重量は10kgです。
こちらは独自のワンタッチシステムにより、設営と収納が簡単にできます。
フライシート付きで結露しにくい設計なので、春秋の肌寒い季節のキャンプにも活躍します。
両サイドには大型の窓、天井にベンチレーションが採用されているため、空気の流れもスムーズ。
開放的な気分で、ファミリーキャンプができるモデルです。
【こんな人にオススメ】
- 広い居住空間がほしい
- 秋冬のキャンプでも使いたい
- ベーシックなデザインが好き
【5人用】本格キャンプにも適したモデル
DOD|ザ・ワンタッチテントL
アウトドアメーカー<DOD>の5人用ワンタッチテントです。
前室付きのモデルは、これ一つで日陰をつくることも、道具に置き場にもできます。
タープなしで広々とした空間がつくれるので、日帰りや1泊2日のキャンプなら十分ですね。
インナーテントの前後に4つの窓が付いていて、360度から風が入ります。
夏は涼しく、春秋はフルクローズで暖かく過ごせるでしょう。
耐水圧は2,000mm、床部分は5,000mmです。
重量は約11.5kgですが、収納サイズは車にも積み込みしやすく設計されています。
優れた遮光性と耐久性を発揮する、本格派ワンタッチテントです。
【こんな人にオススメ】
- 人気アウトドアメーカーのテントがほしい
- 機能性にこだわりたい
- タープとの連結も考えている
キィード|クイックヴィラ5
ヨーロッパのカリスマと称される、ドイツの本格派アウトドアブランド<キィード>の5人用ワンタッチテントです。
一人で設営可能なテントは、慣れれば5分ほどで組み立られます。
壁が垂直になっているので、収容可能人数よりも居住スペースが広く感じられるでしょう。
耐水圧は4000mm、重量は12.2kgで、縫い目には密閉防水加工が施されています。
雨風の耐久性が高く、通気性にも優れるモデルは、周囲と被りたくない方に。
【こんな人にオススメ】
- 特別感のあるテントがいい
- 雨風に強いモデルがほしい
- 設営は素早く済ませたい
FIELDOOR|ワンタッチテント
手軽にキャンプを始めたい人に、おすすめのワンタッチテントです。
4〜6人用の大型テントは前室も完備されていて、快適に自然の中で過ごせます。
5人程度のファミリーであれば、寝室もゆったりと使えるでしょう。
耐水圧は1500mm以上、重量は約10.5kgです。
テントには熱を抑えるシルバーコーディングが施されているので、室内に熱がこもりにくくなっています。
お手頃価格で初心者のお財布にも優しい、エントリーモデルです。
【こんな人にオススメ】
- キャンプ初心者
- ファミリーで広々と過ごしたい
- キャノピー(前室)用ポールもセットでほしい
【6人用】大型テントでゆったり過ごしたい
ロゴス|クイック デビルブロックスクリーン
こちらはテントではなく、大型スクリーンタープです。
テーブルと椅子を設置して休憩スペースにしたり、着替え場所にしたりと自由な使い方ができます。
宿泊キャンプであれば、テントと組み合わせて使いたいですね。
ログス独自のデビルブロックシステムにより、強い日差しと虫の侵入を防ぐモデルは、UVカット率99.9%以上・遮光率100%を誇ります。
暑い日でもメッシュを開放すれば風が入り、心地よく過ごせるはず。
取り扱いもフレームを伸ばしてロックするだけなので、設営も撤収も簡単にできます。
車との連結もできるタープテントは、大人数でのキャンプやイベントに。
【こんな人にオススメ】
- 日陰やプライベート空間を確保したい
- 自然の中でゆったり過ごしたい
- 虫を気にしたくない
まとめ
ワンタッチテントは初心者にも扱いやすく、簡単に設営できる点が魅力です。
ポールと生地が一体化しているので、部品をなくす心配もありません。
ただし、安価なモデルは耐久性が弱く、快適性に乏しいことが多くあります。
キャンプで利用するのであれば、耐水圧など十分な機能性を備えているかは確認しておきましょう。
公園やピクニックで使うのであれば、日陰がつくれる程度でも良いかもしれませんね。
家族みんなでアウトドアを満喫するためにも、使用シーンを考えて選んでみてください。