登山やハイキングに必須!子ども用レインウェアのおすすめと選び方 PR含む

レインウェアは登山において、重要なアイテムの一つです。
おそらく山岳ガイドなどプロで自然体験活動をしている人に聞けば、ほぼ全ての人が「レインウェアにはお金をかけるべき」と答えるでしょう。
なぜなら、レインウェアがしっかり雨風を防いでくれない場合、徐々に体温が低下し、低体温症など山でのリスクが高まるからです。
でも、登山やハイキングで使う、子ども用レインウェアを買うにあたって、こんなことに悩んでいませんか?
- レインウェアの選び方がわからない
- ポンチョじゃダメなの?
- 子ども用レインウェアには、どんな種類があるの?
この記事ではそんな悩みにお応えするため、おすすめの子ども用レインウェアと選び方についてご紹介します。
子どもの登山引率経験もある野外活動指導者が、ポイントを絞ってわかりやすく解説しますよ。
【ポイント3つ】子どものレインウェアの選び方

基本的に、登山やハイキングで使うレインウェアの選び方は、大人も子どもも変わりません。
子ども向けレインウェア選びのポイントは、以下の3つです。
- 上下で分かれるタイプを選ぶ
- 透湿性がある(完全防水は必須)
- サイズはジャストより少し大きめに
初心者にもわかるように、順番に解説していきますね。
(1) 上下で分かれるタイプを選ぶ
登山やハイキングで使うレインウェアは、上下セパレートのものを選びましょう。
登山でしっかり雨風を防ぐには、パンツが大切です。
レインウェアの上着だけしか持っていない場合、下半身がずぶ濡れになります。
単に「濡れて寒い」「不快感がある」というだけでなく、強風に吹かれるとさらに体温が下がり、低体温症になる可能性も出てくるでしょう。
長時間の歩行も困難になるので、山での濡れは大変危険です。
そのため上着とパンツの上下に分かれるレインウェアだと、雨も凌げるので安心です。
(2) 透湿性がある(完全防水は必須)
レインウェアは、完全防水かつ透湿性があるものを選ぶのが重要です。
透湿性とは、 登山中の汗などによる湿気をウェアの外に逃がしてくれる機能です。
透湿性がない、もしくは不十分なレインウェアの場合、汗がウェアの内側にこもることでムレやすくなり、同時に衣服が濡れてしまいます。
不快感も高まるので、レインウェアを選ぶときは、透湿性の高さにも注目しましょう。
(3) サイズはジャストより少し大きめに
レインウェアは、ジャストサイズよりも少しだけ大きめを選びます。
登山の服装は、重ね着が基本です。
よほどのプロでもない限り、必ずレインウェアの内側にはTシャツや長袖、フリースなどを着込みます。
レインウェアがジャストサイズだと重ね着がしづらく、できてもパツパツになって動きにくいので、少し大きめを選んでおくのがおすすめです。
登山やハイキングにおすすめ!子ども用レインウェア6選
登山では、上下に分かれたレインウェアを着用するのが基本です。
ここでは、コスパに優れた、上下セットのキッズ向けレインウェアを集めました。
THE NORTH FACE|レインテックスユリイカ

人気アウトドアブランド<ザ・ノースフェイス>によるレインウェアの上下セット。
カラーは、ネイビー・ブルー・レッド・イエローの全4色です。
ハイベント2層構造を採用したウェアは、軽量性と防湿透湿性に優れており、雨天時はもちろん、寒い日の風除けとしても機能します。
すべての縫い目にシームシーリングが施されているので、雨の侵入もしっかりガード。
パンツ裾はドットボタンで、子どもの体型に合わせて簡単に裾幅を調節できる仕様です。
子どもでも扱いやすく、軽やかで動きやすい、初めてのアウトドアにおすすめのモデルです。
A.D.ONE| ジュニア マルチストレッチレインウェア

『A.D.ONE(エーディーワン)』は、adidas社の創設者の孫によって生み出されたスポーツブランド。
完全防水のレインウェアは、耐水圧10,000mm・透湿性10,000g/m2と、高い防水力を実現。
雨の日も外遊びができる、アウトドアブランドにも負けない充実した機能性を持っています。
生地にストレッチ素材を、脇部分にアクティブカットを採用したウェアは、手や足が動かしやすく、子どもをストレスフリーに。
Winter Cherry|子供用レインスーツ上下

ウィンターチェリーは、レインウェアの企画・販売会社『カジメイク』が展開するブランド。
レインウェアに使用されたTPUラミネートは、軽量かつ劣化しにくい防水素材です。
耐水圧も10,000mmあるため、林間学校やキャンプには十分な機能性といえますね。
「お手頃価格だけれども、ちょっとは長持ちするウェアが欲しい」、そんな欲張りユーザーにぜひ。
LOGOS |キッズレインスーツ

「エンジョイ・アウティング!」を合言葉にしている、日本のアウトドアブランド『ロゴス』。
透湿性に優れたレインウェアは、ムレによる不快感を解消するとともに、裏地にメッシュ素材を採用することで、さらっとした肌触りに。
着脱式のクリアフードは、視界が狭くなりやすい低学年など小さい子にいいですね。
短時間のハイキングや屋外活動に向いているレインスーツです。
ティゴラ|ジュニアレインウェア上下セット

耐水圧10,000mm、透湿性10000g/m2の防水透湿材を採用した、ジュニアレインスーツ。
表面に撥水加工が施されているため、水はじきが良く、汚れにくくなっています。
裾口にはファスナーを取り付け、子どもがパンツの着脱をしやすい作りに。
ベーシックなデザインで、登山からキャンプ、通学まで幅広いシーンで活躍しそうです。
ビジョンピークス|レインウェア上下セット 富士山登山 レインスーツ

リーズナブルな価格の上下セットは、富士登山にまで耐える機能性。
透湿防水フィルムを特殊技術で張り合わせた2層構造の独自素材が、高い防水性と透湿性を発揮します。
ただ、人によっては汗をかいたときなどに、ややベタつきを感じるかもしれません。
デザイン性も良いため、そこそこ本格的な山登りする際には検討したいモデルです。
その他(上下別、ジャケットのみ)
ここでは、防水性のあるウェアを単品でご紹介します。
アウトドアブランドが展開する子ども用レインウェアは、数が少なかったり、上着だけであったりすることもあります。
「ジャケットだけ欲しい」というような人は、ぜひお持ちのアイテムと組み合わせて使ってみてください。
Columbia|ウォータータイトIIジャケット

雨の日も楽しく快適に過ごせる、キッズ用レインジャケット。
コロンビア独自の防水透湿素材『オムニテック』が、雨の侵入やウェア内のムレを防ぎます。
前後にはリフレクターは配置して、夜間でも子どもを見つけやすくする安全設計。
街着にも使えるシンプルなデザインに、全4色のカラーは日々のコーディネートも楽しくしてくれます。
Columbia|トレイルアドベンチャーパンツ

上記『ウォータータイトIIジャケット』とセットで使いたい、キッズ用の防水パンツ。
ゴム仕様のウエストは子どもの体にも馴染む、ほどよいフィット感。
裾口はベルクロで、簡単にサイズ調整ができます。
雨の侵入をシャットアウトし、子どもの活動をのびのびとさせる一着。
HELLY HANSEN|スカンザレインジャケット(キッズ)

「せっかくだから良いものを」、そんな人におすすめの防水ジャケット。
防水透湿性に優れたヘリーテックパフォーマンス2.5層構造を採用したウェアは、フロントを二重にすることで、さらに防水性を高めています。
シルエットにややゆとりを持たせているため、重ね着もしやすく、登山やキャンプでの温度調節もしやすいでしょう。
山などのアウトドアから街まで、幅広く着ちゃってください。
ポンチョでもいいの?
平坦なハイキング程度であれば、ポンチョでも十分かもしれません。
1〜2時間など長い時間歩くこともなく、すぐに車や室内に避難できる環境であれば、スポッと着られて、動きやすいポンチョは便利ですね。
特に小さい子なら、ポンチョの方が動きやすいと思います。
上下セパレートの方が足元も雨風から守れるので安心ですが、風の影響の少ない平坦なコースであれば、ポンチョを着るのもありですよ。


【なるほど】レインウェアを選ぶときの2つのコツ
アウトドア用レインウェアは価格も高いので、親子登山であれ、林間学校やどこかの団体がやっている自然体験教室であれ、「失敗したくない」という人は多いでしょう。
ここではレインウェアを選ぶときのコツについて、プロの視点も交えて、2つご紹介します。
一度、お店で試着してみる
レインウェアを買う前には、一度実際の商品を手に取り、試着してみましょう。
登山においてレインウェアは、悪天候から身を守るための重要なアイテムです。
サイズ感や動きやすさ、ポケットの有無など、一度お店で見ておくと、満足のいく買い物につながります。
わからないことがあればショップ店員さんに聞けるので、少し面倒でもレインウェアを買う前には一度、お店に足を運んでみましょう。
保護者は高機能なレインウェアがおすすめ

子どものレインウェアと一緒に自分のレインウェアも買おうと考えている親御さんであれば、子どもよりも高機能なウェアを買うことをおすすめします。
なぜなら、登山で子どもが体調不良になり、動けなくなったときにケアするのは保護者(大人)だからです。
レインウェアの機能性が低く、万が一、保護者の方が低体温症になってしまった場合、下山まで子どもを安全に連れていけるかは分かりません。
レインウェアの機能性はメーカーによってさまざまですが、子どもの体調不良など緊急事態に備えるのであれば、できるだけ保護者は子どもよりも高機能なレインウェアを着用しておきたいものです。
まとめ
レインウェアは悪天候時の雨や風を防ぎ、子どもの身を守ってくれる道具です。
登山では、下半身の濡れにも対応できるように、ウェアとパンツの上下に分かれるタイプを選びましょう。
透湿性が高いレインウェアだと、汗ムレが解消されやすく、衣服内を快適に保てます。
もし、平坦な道などのハイキングであれば、ポンチョの方が子どもにとっては動きやすくていいかもしれません。そのあたりは、コースや歩行時間を見て判断するといいでしょう。
山での「濡れ」は命に関わることもあるので、防寒着としても役立つレインウェアは、多少お金をかけてでも良いモノを買っておくといいですよ。
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Wrote this articleこの記事を書いた人
松崎 清央
自然体験教育者/イベントプランナー。【経歴】4年間市役所職員として、子どもの自然体験活動の企画・運営など青少年教育事業を担当。退職後はアウトドア専門学校に入学し、登山やキャンプなどの知識技術・安全管理・自然知識を学ぶ。その後、独学でWEBライティング技術を習得。ブログ月間1万5千PV達成。現在フリーランス。