目立っていいんです。レインウェアの色が派手なワケとは?

目立っていいんです。レインウェアの色が派手なワケとは?

「レインウェアの色って派手だよね」と、思ったことはないですか?

でも、それには意味があるんです。

ただおしゃれ目的で、明るい色をしているわけではありません。

そこで今回は、レインウェアの色が派手な理由についてご紹介します!

特に普段、黒やネイビーなど落ち着いた色ばかり選んでしまう人は、知っておくといいかもしれません。

スタッフとして子どもの登山引率経験もある、アウトドア歴6年以上の自然体験教育者が解説しますよ。

レインウェアの色が派手なのは、「見つけやすくするため」

派手な色

アウトドアブランドにもよりますが、レインウェアはたいてい明るく、目立つ色でつくられています。

その理由は、山の中で見つけやすくするためです。

登山では、遭難や道迷いといった事故が毎年多く起こります。

その際には警察やレスキュー隊が出動するわけですが、薄暗い中で暗いウェアを着ていると発見しにくくなります。

近くから見れば「あ、人がいる」とわかっても、遠くから見たときには、森や岩場にウェアの色が同化して見えないこともあるでしょう。

そのため、レインウェアは遭難や道迷いの対策観点からも、山中でも見つけやすいように、明るい色でできているのです。

ただおしゃれ目的で、明るくポップな色にしているわけではないんですね。

山の中で目立つ色とは?

天候や時間帯、距離にもよりますが、山の中で目立ちやすいのは、以下のような色です。

【山で目立ちやすい色】

  • 黄色
  • 明るい緑

赤はもう山でもダントツですね。

近くからでも遠くからでも、「あっ、あそこにいる」とわかります。

黄色も視認性が高く、目立ちやすい色ですね。

青と緑に関しては、森の中で埋もれやすい印象がありますが、意外と目立ちます。

青系のレインウェアは数多くありますし、私も好きな色なので目立つとなると、これはありがたい。

緑は、色の濃さにも影響する色で、明るいグリーンなら目立ちやすいという印象です。

ちなみに私のレインウェアは今、緑色です。

目立ちにくい色は、やっぱり黒系

一方、山で目立ちにくいのは、やっぱり黒系です。

  • グレー
  • ベージュ

黒はわかりますが、グレーやベージュも自然の中で同化しやすいので、注意が必要ですね。

モノトーン系の落ち着いた色は使いやすいので、ついつい選びたくなりますが、「周りからは見つけにくい」という点は理解しておきましょう。

シックな色好きの男性は、特に注意

ザックを背負った男性

私もそうですが、特に男性は、黒やネイビーなど落ち着いた色が好きですよね?

レインウェアは明るいものが多いので、「ちょっとおれには明るすぎるなー」と思うこともあるでしょう。

でも、それでいいんです。

山では遭難や道迷いの対策として、「見つけやすさ」も大切です。

黒やベージュなどはカジュアルな服装で人気のある色ですが、自然の中だと埋もれてしまいます。

それに山ではほとんどの人が、明るいウェアを着ています。

男性が山で赤やグリーンの明るい色を着ていても、街中と比べてずっと目立ちにくいので、それほど注目されません。

私はアウトドア専門学校でガイド練習をしていたとき、先生からの振り返りで「服装が地味だなー」と言われたことがあります。

私も周りの友人も「えっ、そこ!?」と思いましたが、服装の色も大事なんですよね。

ガイドは参加者を連れて歩くので、参加者からも見つけてもらいやすくしておく必要があるからです。

普段、シックな色を選びがちの人は、万が一、救助をお願いする事態になったときのことも考えて、山でくらい明るい色を選んでおくといいですよ。

ザックカバーで目立つのもあり

ザックカバーとザック

レインウェアだけでなく、ザックカバーの色で目立つという方法もあります。

リュックを明るい色にするのも有効ですが、雨の日はザックカバーをするので、隠れてしまいますよね?

「明るいレインウェアは苦手……」という人は、せめてザックカバーだけでも目立つ色にしておきましょう。

帽子やスパッツは面積が小さいので、遠くからだと色の確認が難しくなります。

レインウェアと一緒に、ザックカバーも明るい色にしておくと、遭難時やメンバーとはぐれたときも見つけてもらいやすくなるでしょう。

まとめ

レインウェアの色が派手なのは、山で目立ちやすくするためです。

岩場や森の中で目立つことができないと、万が一、メンバーとはぐれたり、遭難したりしたときに、救助者から見つけてもらえません。

そういう意味では、レインウェアの色も機能性の一部といえるでしょう。

レインウェアを選ぶときは好みの色を大事にしながらも、頭の片隅で「目立つようにしよう」と思っておくと、登山での安全性も高まるはずです。

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