レインウェアの層の違いとは?特徴やおすすめの人を徹底解説

レインウェアの層の違いとは?特徴やおすすめの人を徹底解説

レインウェアを探していて、「このウェアは〇〇層(レイヤー)です」との表記を見たことありませんか?

でも、こんなこと言われてもアウトドア初心者にとっては、さっぱり分からないもの…

「3層と2層で、一体何が違うの?」「それぞれの特徴は?」と疑問点は増えるばかりです。

私も初めてレインウェア買った時は、登山慣れした友人からたくさんのアドバイスをもらいました。

そこで今回は、レインウェアの層の違いや特徴、おすすめの人についてご紹介します!

初心者の方にもわかりやすく説明するので、気軽に読んでみてくださいね。

レインウェアの層の違いと特徴、おすすめの人

モンベル レインウェア

レインウェアの層(レイヤー)とは簡単に言えば、 「そのレインウェアに、何枚生地を重ねているのか」ということです。

3枚なら3層構造、2枚なら2層構造といった具合です。

層については昔は3層、2.5層、2層の3パターンに分かれていました。

でも今は軽量化の技術が進み、3層とゴアテックスが開発したパックライト(2.5層、2層)の2種類に分類されることが多くなっています。

各層の違いと特徴について、以下で詳しくご紹介します。

オールマイティーに活躍!【3層】

プロモンテ ゴアテックスレインスーツ SR136M
出典:Amazon

3層はレインウェアの中で、最も一般的な生地構造です。

生地を3枚重ねたレインウェアは、「表地・防水透湿素材・裏地」の3つで構成されています。

  • 表地
  • 防水透湿素材(例:ゴアテックス(R)メンブレン)
  • 裏地
3層(3レイヤー)のイメージ
作成:Reach Out Leaders

3層のメリットは、耐久性の高さ

3層のメリットは、2点あります。

一つ目は、耐久性が高いこと。

裏地があるためリュックによる擦れ・摩擦に強くなっている点は、重い荷物を背負う登山では大切なポイントです。

二つ目のメリットは、汗によるベタつきが少ないこと。

運動中もサラッとした着心地が続くので、登山やキャンプなどオールラウンドに使えます。

デメリットは、生地を多く使っているためやや重いことですが、長距離移動やスピードハイクなどをしない人であれば、あまり気にならないと思いますよ。

【3層がおすすめの人】

・初心者からベテランまでの一般的な登山者

・長持ちするウェアがほしい人

軽さが魅力!【パックライト(2.5層と2層)】

アーク ゼータ SL ジャケット
出典:Amazon

2.5層や2層のレインウェアは、今では『パックライト(R)』と呼ばれることが多くなっています。

パックライト(R)とは、ゴア社が開発した、裏地の代わりに特殊コーティングを施した生地構造のことです。

ノースフェイスやモンベルなど、多数のメーカーがウェアに採用していますね。

必要な機能性は維持しつつ、3層と比べて生地を少なくした分だけ、軽いウェアに仕上がっている点が特徴です。

① 2.5層

2.5層とは、3層の「表地・ 防水透湿素材・裏地」の “裏地” をなくした生地構造のことです。

2.5層のレインウェアは、以下のような構造になっています。

  • 表地
  • 防水透湿素材(例:ゴアテックス(R)メンブレン)
  • ※ 裏地なし(保護フィルム)
2.5層(2.5レイヤー)のイメージ
作成:Reach Out Leaders

裏地に代わって、2.5層では防水透湿素材に保護フィルムが貼られています。

詳しくは後述しますが、2層は裏地がないため、汗離れが悪い点がデメリットです。

その点2.5層には保護フィルムが貼ってあるので、汗離れが良く、快適な着心地が保たれています。

つまり「生地が3枚でも2枚でもない」、3層と2層の中間の生地構造となっているので2.5層と呼ばれているのです。

3層が持つ耐久性と、2層が持つコンパクト性を融合させた生地構造といえばイメージしやすいでしょうか?

2.5層のメリットは、持ち運びのしやすさ

2.5層のメリットはウェアが軽く、携帯性に優れていることです。

選ぶウェアにもよりますが、透湿性(汗や湿気を逃す力)も高いと評判で、登り下りで激しく体を動かしても快適なコンディションを保てます。

デメリットは3層と比べて、耐久性にやや不安があることでしょうか。

とはいえ、春〜秋の無雪期登山であれば十分に活躍するはずです。

② 2層

2層も2.5層と同じく、裏地のないレインウェアです。

「表地・透湿防水フィルム」だけの生地構造となっています。

  • 表地
  • 防水透湿素材(例:ゴアテックス(R)メンブレン)
  • ※ 裏地なし(メッシュ加工)
2層(2レイヤー)のイメージ
作成:Reach Out Leaders

ただ、この「裏地なし」の状態だと、汗をかいたときに肌が防水透湿素材にベタッとくっついてしまいます。

従来の2層は、不快感を解消する目的で内側にメッシュを入れていましたが、最近はテクノロジーが進歩したため、メッシュを使った2層構造はあまり見かけなくなりました。

2層構造がなくなった背景には、「メッシュは余分な生地」という軽量性を求める登山者の意見が多かったことが関係しているのでしょう。

2層のメリットは、価格が安いこと

2層のメリットは、価格が安いことです。

しかしこれには「メッシュを使用した場合」と条件が付きます。

現在は2層のウェアも進化しており、メーカーによっては2層構造と言っているものの、厳密には「2.5層」であるウェアも出ています。

これらをまとめて「2層ウェア」と呼ぶのであれば、最近の2層は高機能であるため、決して価格が安いとはいえないでしょう。

2層(メッシュ付き)のデメリットは、耐久性が弱く、汗によるベタつきを感じやすいことです。

【パックライト(2層・2.5層)がおすすめの人】

  • ファストハイクなど速さを重視する人
  • 超軽量を求める人
  • 荷物を軽くしたい人

ますます軽量化が進むレインウェア

Gore-tex®︎Paclite®︎Plus
出典:Facebook / 石井スポーツ札幌店/b.c.map sapporo

2019年にゴアテックスからパックライトを進化させた、『パックライト(R)プラス』が登場しました。

パックライト(R)プラスは、裏地なしの2層構造です。

従来のパックライトよりさらに軽量化され、長距離移動やスピード重視の登山に一段と対応しやすくなりました。

パックライト(R)プラスでは、肌が当たる内側に凹凸状の耐摩耗加工が施されているので、汗によるベタつきも抑えられます。

全天候型であるパックライト(R)プラスの2層構造は、耐久性を犠牲にすることなく、登山者の快適性を高めたテクノロジーといえますね。

パックライト(R)プラスのウェアは、非常に軽く、コンパクトであるため、リュックに入れて携帯しやすい点がメリットです。

【3層・2層レイヤー別】レインウェアを紹介

最後に、3層と2層のレインウェアを合わせて5点ご紹介します。

どちらもゴアテックスを採用しているモデルから選びました。

2層はすべて『パックライト(R)プラス』を採用したウェアとなっています。

ぜひ、レインウェア選びに役立ててみてくださいね!

レインテックスプラズマ(ノースフェイス)

レインテックスプラズマ(ノースフェイス)
created by Rinker

ゴアテックス 3層構造の上下セットです。

本格派のレインウェア は、登山からキャンプまで多様なアウトドアフィールドに対応します。

雨風の中でも動きやすい、耐久性と軽さのバランスが取れたモデルです。

ゴアテックスレインスーツ(プロモンテ)

ゴアテックスレインスーツ(プロモンテ)
created by Rinker

ゴアテックスの上下セットなのに、お手頃価格で買える3層構造のレインウェア 。

高次元の機能性を発揮するゴアテックス素材が、優れた防水性と透湿性で、雨風から衣服を守ります。

フィールド重視の考えから、フードに溜まった雨水を避ける襟付きのデザインとなっているモデルです。

ゼータ SL ジャケット メンズ(アークテリクス)

ゼータ SL ジャケット メンズ(アークテリクス)
created by Rinker

ゴアテックスのパックライト(R)プラスを採用した、2層構造の超軽量レインウェア 。

パッカブル仕様のため、ザックにもコンパクトに収納できます。

耐久性と軽量性のバランスが絶妙で、登山ガイドからも高い評価を得ています。

着心地もサラッとしていて、汗ムレを軽減されているため、無雪期の登山をする方におすすめです。

ただし、ヘルメットは非対応なのでご注意を。

メンズ・カルサイト・ジャケット(パタゴニア)

表地にリサイクル100%素材を使用した、丈夫で軽量な2層モデル。

高山における真冬のような環境でも、汗に濡れることなく、快適な着心地を保てます。

透湿性が高いので、汗ムレによる不快感を抑えたい方におすすめです。

カルサイト・ジャケットは、女性用もありますよ。

トレントフライヤー ジャケット(モンベル)

ゴアテックスのパックライト(R)プラスにより、高次元の防水透湿性を実現したモデル。

モンベル独自のカットパターン「K-Mono CUT」を採用し、縫い目を最小限にすることで徹底した軽量化を図っています。

汗による水蒸気は外に逃し、寒気を遮断するつくりになっていることは言うまでもありません。

ファストハイクやトレイルランニングなど、速く、長い距離を移動するシーンで活躍するレインウェアです。

レインウェアの層は、使用目的に合わせて選ぼう!

レインダンサーの内側

レインウェアの層(レイヤー)とは、そのウェアに「何枚の生地を重ねているか」を示した数字です。

3層は耐久性に優れていて、登山からキャンプまで多種多様なアウトドアシーンで活躍します。

2層(2.5層)は3層よりも軽量化されているため、コンパクトに持ち運べる点がメリットです。

3層と2層のレインウェアのどちらがいいのかについては、「どんな目的で使うのか」によります。

それに、触ったときの好みもあるでしょう。

3層の方が厚みがあるため「安心できる」という人もいれば、「ちょっと重いな」と感じる人もいるなど感じ方は様々です。

購入するときは店舗で実物を見たり、触ったりしながら選ぶといいですよ。

【レインウェア層のまとめ】

メリット使用環境
3層・耐久性が高く、長持ちしやすい
・初心者からベテランまで使える
オールシーズン
2.5層
2層
・超軽量
・コンパクトに持ち運べる
・汗や湿気が抜けやすい
(パックライトプラス(R))
春〜秋