火打山限定の登山アプリ「火打やまナビ」は図鑑が便利

火打山限定の登山アプリ「火打やまナビ」は図鑑が便利

「火打やまナビ」は、火打山専用の登山アプリ。ご当地感バリバリのアプリは、エリアを限定しているからこそルート情報も丁寧で、鳥や高山植物も調べやすくなっています。

そこで今回は、「火打やまナビ」のメリットとデメリットについてご紹介します。

火打山での道迷いが心配な人から、もっと登山を楽しみたい人まで、ぜひ参考にしてみてくださいね。

火打山はライチョウが生息する日本最北の地

ライチョウ
出典:環境省

そもそもですが、火打山は新潟県にある標高2,462mの山。日本百名山や花の百名山にも数えられています。妙高戸隠連山国立公園に含まれる山は、夏は高山植物が咲き誇り、秋にはダケカンバが美しく紅葉します。

また、火打山はライチョウが生息する日本最北の地としても有名です。私も登山中に、ヒョコヒョコと歩くライチョウを何度か見たことがあります。

火打山は木道が整備されているため初心者でも登りやすく、日帰りでも行ける山です。

火打山専用の登山アプリ「火打やまナビ」

火打やまナビのチラシ
出典:環境省信越自然環境事務所

「火打やまナビ」は、火打山の情報に特化したスマホ用アプリ。笹ヶ峰登山口から火打山山頂までのルートや自然情報について解説しています。

対応言語は、日本語と英語の2種類です。

開発の目的は、登山者に「火打山への理解や親しみを深めてもらい、自然資源を適切に利用してほしい」という願いからで、環境省が開発しました。

地図だけでなく、各エリアに合わせた図鑑も載っているアプリは、鳥や植物に詳しくない人でも楽しむことができます。

使い方は、スマホのBluetooth機能をオンにするだけ

「火打やまナビ」の使い方は簡単で、インストール後にスマホのBluetooth機能をオンにするだけ 。

笹ヶ峰登山口から山頂までの約10kmの道には、計10個のビーコンが設置されています。

Bluetooth機能をオンにして、電波を受信することで、鳥や植物などの自然情報や見渡せる山名を知らせてくれるシステムです。

ちなみに妙高市・環境生活課に問い合わせたところ、冬は火打山に雪が積もるためビーコンは外すそうです。登山シーズン前に、毎回設置しています。

「火打やまナビ」のメリット

1. 各チェックポイントまでの目安時間がわかる

チェックポイント

「火打やまナビ」では、笹ヶ峰登山口から火打山山頂までのルートを10個のチェックポイントに分けています。

次のチェックポイントまでの目安時間もわかるので、気持ちに余裕を持った登山ができます。

登りと下りの両方の目安時間が載っているのも、ありがたいですね。

2. 「鳴き声」で鳥の検索ができる画像付き図鑑

鳥の鳴き声

画像付きの図鑑では、鳥類と植物を調べることができます。どちらも火打山で見かけやすいものが選ばれていて、掲載数は鳥が21種、植物が70種です。

私が特にいいなと思ったのは、鳥を鳴き声で検索できること。

右下にある、緑色の音声マークを押すと鳥の声を聞くことができます。しかも、エンドレスリピートで。

自然の中では、鳥があちこちで鳴いているのをよく耳にしますが「何の鳥だろう?」と思っても、なかなか調べにくいものです。

その点「火打やまナビ」では鳥の特徴と一緒に、鳴き声データも収録されているので、画像でも鳴き声でも検索できます。

初めてこの機能を見たとき「これは使える!」と思ったくらい、素晴らしいと思いました。

3. プッシュ通知機能で、各エリアの高山植物を知らせてくれる

植物も鳥と同じで、自分で図鑑を調べようとすると大変ですよね?

「火打やまナビ」にはプッシュ通知機能が備わっているので、チェックポイントに到着すると、周囲で見られる高山植物を紹介してくれます。

植物にあまり詳しくなくても、登山道に咲く花や高山植物がわかるのは嬉しいですね。

火打山専用のアプリだからこそできる、細かなサポート機能です。

4. オフラインでも現在地を確認できる

オフライン機能

「火打やまナビ」はアプリ内に、 火打山登山道周辺の専用地図を搭載している ため、オフラインでも使用可能です。

たとえスマホが圏外でも、現在地を確認できます。

5. 「登山道周辺地図」を使えば、全体の地図読みがしやすい

マップの登山道周辺地図

マップボタン内にある「登山道周辺地図」を使うと、等高線のある地図を表示できます。

地図はシンプルな単色で、山頂までの全体ルートが見られます。

地図読みで地形を確認したいときや、各チェックポイントの位置を知りたいときにも便利な機能です。

6. フォトギャラリーで他の人が撮影した写真が見られる

フォトギャラリー

フォトギャラリーを開くと、他の人が撮影した火打山の写真が見られます。

写真投稿機能を使って、自分が撮った写真を投稿することもできます。

7. 火打山登山証明書が発行される

高谷池

これは現在準備中の機能ですが、10ヶ所すべてのビーコンを通過して山頂に到達すると、「火打山登山証明書」が発行される予定です(2019年5月14日時点)。

妙高市によれば、火打山のきれいな写真に「◯月△日登頂」と記載された証明書が発行されるとか。

ただ、完成の目処は立っていないようなので、この機能がいつから使えるかはわかりません。

当面はメインのナビや図鑑機能を利用して、楽しみに待ちましょう!

「火打やまナビ」のデメリット

デメリット

1. 使い捨て感は否めない

メリットでもあり、デメリットでもあるのですが、火打山専用のアプリだけに他の山域では使いようがありません。

鳥や植物の図鑑は役立つかもしれませんが、火打山登山後はアンインストールする人がほとんどだと思います。

2. チェックポイント情報をタッチすると、登山マナーが出てくる

チェックポイント情報の画面をタッチすると、登山マナーも一緒に出てきます。

ガイド代わりの情報提供なのだと思いますが、植物などの自然情報だけが見たいときには、ちょっとうんざりします。

3. 写真投稿にメリットを感じにくい

写真投稿は、絶滅が危惧されるライチョウや高山植物の生息状況を把握するために、環境省が取り付けた機能です。

投稿は自然保護にもつながるので、大切なのはわかるのですが、何ともメリットを感じにくいですね。

フォトの投稿者も少ないので、「まぁいいか」と投稿しないことも少なくないのかもしれません。

「火打やまナビ」のインストール方法

「火打やまナビ」は、Android と iPhone の両方に対応しています。

利用料は無料です。

万が一、自宅でインストールするのを忘れたときは、笹ヶ峰登山口のWi-Fiスポットでインストールすることができます。

Android(対応機種:Android 4.3 以降)Google Playストア
火打やまナビ
iPhone または iPad(対応機種:iOS 9.0 以降)App Store
火打やまナビ

まとめ

火打やまナビ 画面

「火打やまナビ」は火打山専用の登山アプリ。

火打山でしか使えないので、思わず「エリアせまっ!」とツッコみたくなるかもしれません。

しかし、エリアを限定しているからこそ、鳥や植物などの自然情報を各チェックポイントで細かく紹介することができるわけです。

火打山に登山するときは、ぜひこのエリアでしか使えない「火打やまナビ」を使ってみてくださいね。