道端や公園でカエルを見かけたときに、「このカエル、何かな?」と思ったことはありませんか?
でも、色や模様をヒントに図鑑で調べても、「結局、どれだかわからない……」と終わってしまうこともあるでしょう。
そんなときにおすすめなのが、『くらべてわかるカエル (くらべてわかる図鑑) 』です。
この本が優れている点は、似た色のカエルを比較し、違いが見分けしやすいように工夫されているところです。
そこで今回は、『くらべてわかるカエル (くらべてわかる図鑑) 』のおすすめポイントについてご紹介します。
たくさん写真も使われているので、子どもから大人まで楽しめるはずですよ!
おすすめポイント1:似たカエルを比較して、見分けられる図鑑
『くらべてわかるカエル (くらべてわかる図鑑) 』では、日本(本州〜九州)で見られるカエルが中心に紹介されています。
世の中に出ている図鑑の中には、カエルの種類がズラーっと並んでいるだけのものもありますが、この本はそうではありません。
似た色のカエルを同じページまとめて比較することで、カエルが見分けやすいように掲載されています。
特に優れているのは、見分ける際のポイントが、写真付きで詳しく解説されていることですね。
「口がとがっている」「あごの下は黒い」「吸盤が大きく発達している」など、「ここが違うよ!」というポイントが丁寧に書かれています。
おすすめポイント2:緑色のカエル(3種類)の違いが分かりやすい!
本州〜九州に生息している緑色のカエルは、アマガエルかアオガエルかのどちらかです。
種類でいえば、たった3種類です。
この緑色のカエル3種類は、とてもよく似ているのですが、この本では、それぞれ違いや特徴をわかりやすく解説しています。
私がこの本を買った決め手も、ここにありました。
見開きページで、ニホンアマガエル・シュレーゲルアオガエル・モリアオガエルを比較し、見分ける際のポイントを記載しています。
このページを読めば、庭や公園で緑色のカエルを見たときに、「これは、〇〇カエル」と区別できるようになるはずですよ。
おすすめポイント3:原寸大で載っている
カエルを見分けるときには、大きさも一つのポイントです。
『くらべてわかるカエル (くらべてわかる図鑑) 』の中には、原寸大でカエルの写真を掲載しているものもあります(全てではありません)。
個人的には、アマガエルやアオガエル、トノサマガエルなど、身近で見かける種類の多くは原寸大になっているので、これで十分かなという感じですね。
たいていのカエルであれば、特徴と大きさの両方から調べられます。
緑色のカエルなら、かわいいイラストでも調べられる
「カエルは気になるけれど、リアルな写真は苦手……」という人には、以前、漫画家の蛙ノ庄さんが、Twitterに投稿したイラスト「アマガエルとアオガエルの見分け方」がおすすめです。
こちらは、絵がとてもかわいいですよね。
蛙ノ庄さんのイラストも、アマガエルとアオガエルの特徴をよく捉えているので、緑色のカエルを見分けたいだけであれば、こちらを参考にするのも良いと思います。
まとめ
『くらべてわかるカエル (くらべてわかる図鑑) 』は、「近所で見かけたカエルの種類が知りたい」「緑色のカエルを見分けたい」といったときに役立つ本です。
似た色のカエルを比較しながら、特徴を紹介しているので、「ここが違う!」というポイントがわかりやすいでしょう。
カエルの種類が見分けられるようになると、自然の中に出かけるのがもっと楽しくなるはずですよ。