登山やハイキングで雨が降ったとき、レインウェアをなるべく早く着たいと思いませんか?
「ザックから出てこない」「ファスナーが開かない」など、モタモタしているとどんどん雨に濡れてしまいますよね。
山での長時間の濡れはリスクにもつながるので、なるべく避けたいところです。
そこで今回は、レインウェアを秒速で着る、たった1つのコツについてご紹介します。
【簡単】レインウェアを秒速で着る、たった1つのコツ
タイトルで答えを言ってしまっていますが、レインウェアを素早く着るコツは、ファスナーを全開にしておくことです。
具体的には、収納袋にレインウェアを入れるときは、フロントファスナーを全開にしてたたんでおきましょう。
パンツも裾のファスナーを全開にしておくと、足が通りやすくなります。
ポケットのファスナーは、、、好きにしてください。
出発前からレインウェアを着る場合は別にして、行動中のレインウェア着用は、まさにスピードとの戦いです。
登山前にレインウェアの上下共にファスナーを全開にしておけば、雨が降ったときもスムーズに着用できますよ。
パンツはレジ袋があると便利
濡れた登山靴の場合、パンツはファスナー全開でも、なかなか足が通らないことがあります。
内側で引っかかって上手く入らないと、地味にストレスになりますよね。
そんなときに便利なのが、レジ袋です。
やり方は簡単で、レジ袋に足を入れて、そのままパンツを履くだけ。
するとパンツ内での滑りが良くなり、最後まで足が通りやすくなります。
登山では救急時など何かとレジ袋が役に立つので、いつも2〜3枚は携帯しておくといいでしょう。
素早く着用!他のおすすめテクニック2つ
ファスナー全開に加えて、プラス覚えておくと役に立つ、レインウェアを早く着るための知識についてもご紹介しておきます。
(1) レインウェアはザック上部に入れておく
レインウェアは、ザック上部に入れておくと取り出しやすくなります。
これはパッキング(荷物の入れ方)の話になりますが、よく使うものなど利用頻度の高い道具は、ザックの上の方にしまっておくのが通常です。
雨が降ってきたときに初心者にありがちなのが、レインウェアをザックの底の方にしまってしまい「出てこない……」ということ。
レインウェアをザック上部に入れておくだけでも、雨天時に着るスピードがアップするはずです。
(2) 収納袋を使わずにたたむ
これは私がアウトドア専門学校時代に、プロの登山ガイドから教わったテクニックです。
レインウェアの収納袋ですが、ウェアを取り出した後はもう使わないですよね?
だから、初めから持っていかない、使わないというテクニックです。
収納袋を使わなければ、レインウェアを収納袋から取り出す時間を短縮できます(時短テク)。
収納袋を使わないレインウェアのたたみ方については、長くなりそうなので、別の記事で説明しようかなと思います。
一応「そんなテクニックもあるよ」ということでご紹介しました。
まとめ
山での濡れはリスクにつながるため、登山中に悪天候になった際は、素早くレインウェアを着用したいところです。
コツとしては、最初からレインウェアの上下のファスナーを全開にして収納袋にたたんでおけば、着る時間を短縮できます。
たったこれだけの準備で雨に濡れる時間が減らせるわけですから、やらない手はないですね。
今回ご紹介した内容は、萩原浩司著『萩原編集長の山塾 実践! 登山入門』を参考にしています。
誰でも簡単にできるテクニックなので、ぜひ試してみてくださいね。