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【自宅】中性洗剤を使ったレインウェアの洗濯・撥水処理のやり方 
この記事はだいたい 9 分前後で読めます。

レインウェアのお手入れしていますか?

「レインウェアって自宅で洗濯できるの?」と思う人もいるかもしれませんが、問題ありません。

登山やキャンプで使うレインウェアは、定期的に洗濯することで雨を弾く撥水性が回復し、汗ムレを解消する透湿性も良くなります。

洗濯のやり方も簡単で、ニクワックスなどの専用洗剤だけでなく、市販の中性洗剤でも洗えます。

そこで今回は、中性洗剤を使ったレインウェアの洗濯と撥水処理の方法についてご紹介します。

まだ洗濯したことがない方は、ぜひ一度トライしてみましょう!

レインウェアは使ったら洗濯が正解

レインウェアは、自宅で洗濯できます。

ゴアテックス素材などに対して「洗濯していいの?」と思う人もいるかもしれませんが、心配ありません。

むしろ洗濯しないままでいると、生地表面についた汚れやほこりが邪魔をして、水を弾く撥水機能や汗や湿気を逃すする透湿機能が低下します。

明らかに汚れた際はもちろん、目に見えない汚れを除去するためにも、レインウェアはこまめに洗うのが正解なのです。

中性洗剤を使った、レインウェアの洗濯方法

レインウェアの洗濯剤としては、専用洗剤のニクワックスが有名です。

でも、レインウェアは中性洗剤でも洗えます。

ただし、洋服洗剤には弱アルカリ性もあり、すべてが中性ではないので、使用前には必ず液性をチェックしておきましょう。

私はいつもナノックスを使っています。

中性洗剤を使った洗濯の手順は、以下の通りです。

  1. 洗濯表示を確認
  2. 洗濯の準備
  3. 水をためて、洗剤を投入
  4. 普通に洗濯(脱水なし)
  5. ずぶ濡れのまま自然乾燥

順番に説明していきますね。

(1)洗濯表示を確認

レインウェアが洗濯機で洗えるのか、手洗いのみなのかを確認します。

洗濯表示の見方については、以下のサイトが参考になります。
>> 洗濯表示の正しい意味は?|パナソニック公式

(2)洗濯の準備

洗濯の際は、レインウェアのベルクロ・ファスナー完全に閉めましょう。

ポケットや袖口など、ジャケットとパンツの両方です。

私は生地が傷みそうなので、ネットに入れて洗濯しました。

(3)水をためて、洗剤を投入

洗濯機に水が溜まったら、中性洗剤を入れます。

ニクワックスの洗剤量が2〜3着で250mlだったので、私は中性洗剤も同じ分量を入れました。

結果、かなり泡立ちました。

(4)普通に洗濯(脱水なし)

洗濯コースは「脱水なし」を選び、あとは普通に洗濯します。

(5)ずぶ濡れのまま自然乾燥

レインウェアをずぶ濡れのまま取り出したら、日陰干しもしくは乾燥機で乾かしましょう(洗濯表示による)。

撥水処理も一緒にする場合は、ここは省略します。

撥水処理の方法

レインウェアの洗濯・撥水処理

撥水処理はレインウェアを洗濯後、濡れた状態のまま行います。

撥水処理も、ほとんど洗濯と同じような手順です。

撥水処理のやり方
  1. レインウェアを入れて、水をためる
  2. 撥水剤を投入
  3. 普通に洗濯
  4. ずぶ濡れのまま自然乾燥

ちなみにニクワックス(撥水剤)は、本来は1本投入なのですが、今回は半分の量しか入れていません。

理由は、私の家にあったニクワックスの量が半分だったからです(なぜ半分だけある……)。

撥水処理では、成分が浸透しやすくなるかと思って、ネットも外しました。

加えて、効果は分かりませんが、撥水剤を投入後に15分ほど洗濯機を止めて、液に浸したままにしています。

洗濯するときの注意点3つ

レインウェアは自宅でも洗濯できますが、洗濯のやり方を間違えるとウェアの機能性に問題が生じる可能性があります。

以下は、洗濯のときの注意点です。

  • 脱水しない
  • 柔軟剤や漂白剤を使わない
  • 日陰干しをする

レインウェアをネットに入れていれば問題ないかもしれませんが、脱水すると洗濯機が壊れる可能性があります(ガタガタ鳴る)。

柔軟剤や漂白剤もNGです。

自然乾燥させるときは、直射日光を避け、風通しのいい場所で乾かしましょう。

洗濯後、撥水性が回復しなかったら……

私の場合、レインウェアの使用年数が長いからか、洗濯と撥水処理をしてもイマイチ撥水機能が回復しませんでした。

そのため、乾燥後に市販の撥水スプレーを塗布しました。

その結果、だいぶ撥水性が良くなったと感じます。

ニクワックスを半分しか入れていないせいもあると思いますが、「洗濯したのに、全然水を弾かない……」と感じるときは、撥水(防水)スプレーをかけてみましょう。

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ただし市販のスプレーは、アウトドアウェアに対応しているかの確認が必要です。

撥水機能は熱を与えることでも回復するので、当て布をして低温でアイロンをかけたり、乾燥機に入れたりする方法も効果的ですよ。

まとめ

レインウェアは市販の中性洗剤を使って、自宅で洗濯できます。

雨天時にレインウェアを着たり、防風着として使ったりした場合には、帰宅後に洗濯をしましょう。

生地の目に汚れやほこりが詰まると、撥水性や透湿性が低下しやすくなります。

もし「雨の弾きが悪くなった」と感じたときは、ニクワックスなどの撥水剤を使って洗濯してみましょう。

長く愛用しているレインウェアでも撥水スプレーと組み合わせて使えば、撥水性が回復する可能性があります。

レインウェアは決して値段も安くないので、定期的にお手入れして長持ちさせたいですね。

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Wrote this articleこの記事を書いた人

松崎 清央 WEB × 体験活動サポーター

子どもの自然体験活動の企画運営などアウトドア歴10年以上。ブログやHPのサイト制作支援、記事執筆もしています。

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