子どもが小さいうちは、親が子どもを遊びに連れていくのが普通ですよね?
小学生でもプラモ作りや外遊びなど、親子で一緒に遊ぶことが多いという家族もいるでしょう。
子どものときはまだ、自分で体験の場を創り出すのが難しいので、大人が体験の機会を与えてあげる必要があります。
「子どもにどんな体験をさせるか」
「どこに旅行に行くか」
「何を見せるか」
など、親の考えや趣味が子どもに影響を与えるといえますね。
親の頭の中にないことを、子どもは体験できない
私は幼少期から小学生くらいまでの子どもは、親が与えてくれた世界で遊ぶことになると思っています。
子どもはお金も自由に使えないですし、一人で行ける場所には制限があります。
今はテレビもネットもありますが、それでも大人と比べて子どもが得られる情報はごく一部でしょう。
そして、実際に子どもに何を体験させるかを決定するのは、親です。
たとえば、アウトドアやスポーツという選択肢が親の頭の中になければ、子どももすぐには体験することは難しいでしょう。
逆に、親がお城めぐりやパンづくりなどの趣味を持っていれば、それらは一緒に体験させようと思うはずです。
今はネットもあるので、子どもも情報を集めやすくなっています。
ですが、子どものうちは特に、最初は誰かから教えてもらわないとなかなか世界を広げられないといえるでしょう。
親の経験や趣味が子どもに影響を与える
子どものうちは、集められる情報に限界があるので、親から楽しい場所や遊びを教わっていくのが普通です。
親の経験や趣味をベースに、子どもは体験を重ねて遊びを知っていきます。
親の趣味という点では、私の父は野球が好きでした。
家にバットやグローブもあったので、よく二人でキャッチボールしたり、野球の練習をしたりした思い出があります。
生き物図鑑などもいろいろ買ってくれていたので、一緒に磯遊びに行ったり、山にバッタを取りに行ったりもしていましたね。
あと、両親とも音楽やマンガが好きだったので、私もその影響で今もどっちも好きでいます。
親の趣味を子どもに体験させるのもアリ
親の趣味や好きなことを子どもに体験させる人も多いですよね?
個人的には、それもありかなと思います。
子どもの体験の機会を増やすには、まずは自分の好きなことを一緒にやってみるのが一番始めやすいですからね。
それに大人が楽しそうにやっていることって、子どもも興味を持ちやすくなる気がします。
子どもが親の仕事と同じ仕事に選ぶことがあるのも、そういうところから来ているのではないでしょうか。
嫌いなことを知るのも、好きなことを知るのと同じくらい大切
余談ですが、子どもは親がやっていることをよく見ています。それは「影響を受けやすい」ということです。趣味だけの話ではなく、仕事、生活、人間関係、お金の使い方なども含めてそうです。
親がやらせた体験や趣味が子どもにもハマればいいですが、そうでないときもあります。
「こんなのキライだ」と言われてしまうこともあるかもしれません。
でも、それでいいのではないでしょうか。
その遊びを知らないまま大人になるよりも、実際にやってみて嫌いとわかる方が、将来的にずっと価値があると思います。
「自分に合わないこと」「嫌いなこと」を知っていることは、後々の進路選びにも良い影響を与えるはずです。
星の数ほどある人生の選択肢の中で、迷うことが少なくなるわけですからね。
自分が嫌いなことを知っておくことも、好きなことを見つけるのと同じくらい大切なことです。