雨にぬれるのは楽しい。大人は分かってくれない。

雨にぬれるのは楽しい。大人は分かってくれない。

雨にぬれるのが好きな人っていませんか? 実は私もその一人なのですが、ぬれるのはイヤでも雨音を聞いていると落ち着くという人は案外多いものです。

大人になって公衆の面前や街中でずぶ濡れになっていたら、さすがに変な人なのでできませんが、子供の頃は雨の中でも走り回ったり、遊んでいたりしたものです。ただ、大人になるにつれて、服や体調が気になりだすので、雨が好きじゃなくなることも珍しくありません。

ある中学生グループとの体験活動

私が自然体験活動の指導者として、15名くらいの中学生グループと活動したときのことです。

当日は3時間程度、レクリエーションゲームなどの体験活動を野外で行うつもりだったのですが、雨が降っていたので、急遽「土足OK」の室内で活動することにしました。

子供は雨にぬれたがる

室内ゲームで使っていた場所は、外玄関のすぐ近くで、誰でも出ようと思えば簡単に外に出られるところ。活動は基本的に雨が降ったら「室内」となるのですが、どのくらいまでの雨まで外に出るかは指導者の裁量に任されていました。

私としては子供の気持ちを考えて、小雨でもぬれるのはイヤかな?」と思ったので、活動はすべて室内でしようと決めていました。

ただ、その中学生たちは私のそんな気持ちとは裏腹に、雨の中、外に出たがるわけです。5分程度の短い休憩時間だったとしても、「外に行っていいですか?」と笑顔で何回も聞かれました。

「じゃあ、1分だけなら」と言うと、男の子も女の子も関係なく、ダーっと雨の中に走って行って、ジャージ姿のまま楽しそうに「おにごっこ」をするわけです。全員が笑って、本当に楽しそうに。

今は雨嫌いの子の方が多い?

中学生たちが、雨の中走って行って思いきり遊んでいる光景は、大人(指導者)として「風邪ひかないかな?」と心配になる反面、個人的にはとても嬉しい気持ちでした。だって今は、雨を嫌う子の方が多いですからね。

「ぬれたくない」「汚れる」「お母さんに怒られる」といったことから、そもそも「外はきらい」「寒い」といった声を聞くこともあります。中には「何もしたくない」という子もちらほら。

そんな子たちが悪いわけではないですが、普段、外嫌いや雨嫌いの子も見ているので、雨にぬれて楽しそうに笑う中学生を見て、なんだかほっこりしたものです。

雨にぬれたい衝動

笑顔で雨にぬれる中学生を見ていて、「あぁ、自分にもこんな時があったなー」と、ふと思い出しました。

学校の下校中、傘を持っているのにあえて傘をささず、雨にぬれて帰った自分。なんとなく雨にぬれると気持ちがスッキリしたので、雨にぬれるのが好きでした。

大人になった今でも基本的には雨が好きで、今でもときどき「ちょっと雨にぬれたい」と思うことがあります。でも、さすがに子供の頃のようにはできないので、今は家の中から雨音を聴いて癒されることが多いですね。

大人は雨にぬれたがらない

大人になると、子供の頃のように雨にぬれて楽しむということは、ほぼなくなります。仕事や世間体など外からの視線もあるし、「服やカバンが汚れる」「風邪をひく」などの理由から、雨に興味がなくなります。

むしろ、雨が降ると通勤・通学が面倒になったり、休日に出かけられなかったりするので、うっとうしく思うようになるでしょう。

親であれば、子供の体調管理が気になるので、なるべく雨にはぬれさせたくないし、私も指導者として子供を守るときは同じ考えです。雨にぬれると体調が悪くなる原因になるし、ファッションや身だしなみも崩れる。大人になると理性が優先しやすくなるので、極力、雨にもぬれたくない。

だからこそ、何も考えずに、ただ純粋に雨を楽しめる子供時代は貴重といえるのです。

まとめ

雨にずっとぬれていたり、乾かさないままでいたりすれば、当然、体調を崩しやすくなります。びしょぬれになると洗濯物も増えることでしょう。

でも、大人になると自然と雨の中で遊ぶなんてことなくなります。大人として、子供の体調面を心配したくはなりますが、同時に、雨の中で思いきり遊ぶことができるのも子供のうちだけです。