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やられた......。アウトドア専門学校で大変だった3大授業【メンタル編】

やられた……。アウトドア専門学校で大変だった3大授業【メンタル編】

やられた......。アウトドア専門学校で大変だった3大授業【メンタル編】

私の母校であるアウトドア専門学校で、大変だった3大授業【メンタル編】です。

【体力編】では、肉体的にキツかった授業をご紹介しましたが、この記事では精神的にやられた授業についてご紹介します。

>> きついでしょ……。アウトドア専門学校で大変だった3大授業【体力編】

ただ卒業したのが結構前なので、もしかしたら今は授業内容が変更されているかもしれません。

暇つぶしがてら、気楽に読んでみてくださいね。

衝撃度No. 1!イルカの解剖

精神的に食らったという意味では、これが一番衝撃でした。

私は2年生のインターンシップで、学校近くの水族館に行ったのですが、初日に担当したのがイルカの解剖でした。

初日にですよ?

私は生き物の解剖なんて、一度もやったことがありません。

たまたま海岸にイルカが打ち上がったからという理由だったのですが、職員さんに「大変なときに来たね」と言われました。

最初は「なんとかなるか」と思っていたのですが、実際にやってみるとこれが大変。

イルカの感触とか独特の匂いとか、素人にはきつかったですね。

謎の背痛にも襲われて、背中の痛みと戦いながらも最後まで何とかやり切りました(途中、痛いし、過酷だしで休憩したけれど)。

帰ってからも解剖時の匂いが落ちなくても、一日中気分は良くなかったですね。

学生寮の食堂で、このインターンシップの出来事を友達に話したときは盛り上がりましたが……。

アウトドア専門学校での授業というよりは、私だけが体験したレアな一件です。

土曜も出勤。野遊びイベント

野遊びイベント

私が在籍していた野外教育学科では、1ヶ月か2ヶ月に一度のペースで、野遊びイベントを実施していました。

野遊びイベントとは、募集して集まった小学生を対象に、プログラムの企画から運営までを学生が行う活動です。

内容は水遊びや自然物を使った工作、秘密基地づくりなどさまざまでした。

このイベントが大変だったのは、必要とあれば準備で夜7時くらいまで居残りがあるし、土曜日の開催だったことです。

仕事でいえば残業、休日出勤なわけです。

私は市役所職員時代に、似たような事業をお金をもらいながらやっていたので、どこか不思議な感覚でした。

同じようなイベントをやっているのに片方はお金がもらえて、もう片方はこちらがお金を払って実施するわけですからね(学費のこと)。

「授業で休日も使うのか」感は、他のメンバーにもあったようです。

人前でパンツ一丁に。ウィルダネスファーストエイド講習

野外救急法の講習の様子

メンタル的に一番きつかったのは、この講習。

ウィルダネスファーストエイド(WFA)とは、山中などの過酷の環境で「いのちをつなぐ」ための野外・災害救急法です。

登山中に仲間が骨折したとき、電波の届かない環境下など、レスキュー隊がすぐに来れない状況を想定した、医療ケア技術ともいえます。

この講習で私は、人前でパンツ一丁にさせられました。

熱中症か何かの処置訓練だったと思いますが、「じゃあ、君パンツ一丁で寝転んで」と講師の方に指名されて、みんなの前で裸にさせられましたね。

職場であればハラスメントで訴えられそうなものですが、野外救急法のトレーニングなので、これはセーフなのでしょうか?

頭では理解できるし、納得もできるのですが、正直トラウマものです。

他にも2、3名の講習生が私と同じようにパンツ一丁になりましたが(男性のみ)、私としてはマジで嫌でしたね……。

必要と分かってはいても、再講習はなかなか受ける気になりません。

まとめ

自然物を使った工作

何事でもそうですが、ある出来事に対して「キツい」と感じる人もいれば、「そうでもない」と感じる人もいます。

アウトドア専門学校自体は、私が好きで選び、自分の意思で入学しました。

ただ、そんな「好き」を貫く過程の中にも、必ず大変だと感じることはあります。

「これも経験」
「自分の将来に必要なトレーニング」
「活かせるかどうかは自分次第」

そう思っていたからこそ、乗り越えてこれたんじゃないかなと思います。