頑張ることに意味がある!登山が子どもに与える影響

頑張ることに意味がある!登山が子どもに与える影響

親御さんが登山経験者であれば、「子どもと一緒に山歩きしたい」と思うこともありますよね?

自分が楽しいと思う活動だからこそ、「子どもにもわかってほしい」という気持ちが強くなるのだと思います。

登山では大変な思いも経験しますが、同時に自然のおもしろさや楽しさなども感じられます。

子どもが頑張って歩く姿に、大人の方が学ばされることもあるでしょう。

そこで今回は、登山が子どもにもたらす影響についてご紹介します。

小学生の登山引率経験もある、自然体験教育者が解説しますよ。

頑張ることに意味がある。登山が子どもにもたらす影響3つ

子どもと一緒に登山

(1) コツコツ頑張ることが学べる

登山ではコツコツ地道に歩かないといけないので、すぐには目的地に着けません。

汗をかいて、疲れながらも目的地を目指して歩くことで、子どもは地道な努力が必要なことを感じ取ってくれるはずです。

今はAmazonや楽天で注文すれば欲しいモノがすぐ手に入りますし、知りたいことはYouTubeやGoogleで検索すれば、パッと教えてくれます。

何でも簡単に手に入る世の中だからこそ、山歩きのようなコツコツした体験が必要だといえます。

人生には時にじっと耐えないといけない場面もあるので、登山で頑張って耐えた経験はきっと活きるでしょう。

(2) 感性が豊かになる

自然の中では、見たこともない植物や虫を見つける機会も多いですよね。

「きれい」

「不思議」

「色が違う」

など、アウトドアでは普段の生活で育てるのが難しい “感性” が磨かれます。

いわゆる、心が育つということですね。

一般的に感性は、大人よりも子どもの方が豊かなので、「そう見えるのか」「そんな風に感じるのか」など、親御さんの方が学ばされてしまうかもしれません。

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(3) 大変なこと、楽しいことの両方を感じられる

登山では楽しい体験だけでなく、大変な思いや辛い体験もします。

歩き続けてヘトヘトになったり、「もういやだ」と子どもが泣いてしまったりすることもあるでしょう。

でも、そんな苦労を経験した子どもは、肉体的にも精神的にも以前より成長しています。

登山中の水の美味しさや絶景の中でご飯を食べる喜びなど、さまざまな体験が登山ではできます。

いつから子どもと登山できる?

親子の登山

「親子登山は何歳からできるのか」ですが、子どもがしっかり歩ければ5歳前後でも山に登れるようです。

私の場合、幼児との登山経験こそありませんが、小学校高学年のグループと標高2,000m級の山に登った経験はあります。

自分のことは自分でできる年齢でも、やっぱり本格登山となると「まだ着かないの〜?」など途中で弱音は聞こえてきますよね。

いつから子どもと登山できるのかは、親の安全管理能力や子どものやる気にも影響するのかなと思います。

山頂まで行けなくたっていい

親子でトンボ採り

登山といえば、山頂に立つことが大きな目標ですよね。

山頂は眺めが良いことも多く、登ってきた達成感も味わえるので、「子どもを頂上に立たせてやりたい」と思う親御さんも多いでしょう。

でも、登山の楽しみ方は、山頂に立つことだけではありません。

人によっては頂上まで行けないと負けた感があるかもしれませんが、子どものペースに合わせて自然散策をしたり、ゆっくり歩いたりしてもいいじゃないですか。

道の途中で子どもが気になる植物や生き物などを発見したら、立ち止まって、親子で会話しながら楽しむのもいいでしょう。

それも一つの、山の楽しみ方です。

子どもに自然のおもしろさや山の魅力を感じてもらえないと、「もう行かない」と言われてしまいますからね。

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初めての親子登山で失敗しないためのポイント

子どもと望遠鏡

登山経験のある親御さんであれば、登山の持ち物など基本知識はもうご存知でしょう。

以下では初心者向きに、安全に楽しく親子登山をするためのポイントをまとめました。

ベテランの方は、おさらいのつもりで参考にしてみてくださいね。

楽しく、気楽に歩けるコースを選ぶ

初めての親子登山では、子どもが楽しく、気楽に歩けるコースを選んであげるのがおすすめです。

最初に長距離のコースや歩くのが大変なコースを選んでしまうと、場合によっては、子どもが山嫌いになってしまう可能性もあります。

そのため、初めは登山ではなく、ハイキングでもいいかもしれませんね。

歩行時間やコースの難易度、トイレの有無など、子どもにとって歩きやすいコースを選ぶのがいいと思います。

服や靴はしっかりと準備

大人同様に、子どもの服装や靴も登山向きのものを用意しましょう。

夏でもウィンドブレーカーなど防寒対策は必要ですし、登山中に子どもから「足が痛い」と言われることは多くあります。

登山向きの服装と靴をしっかり準備するだけでも、子どもの体にかかる負担は減らせますよ。

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子どもが好きなおやつを持っていく

登山では、休憩中や行動中に食べるおやつ(行動食)は必須ですね。

子どもは大人よりも水分や栄養の必要量が多く、エネルギーを消費しやすい特性を持っています。

そのため、

「お腹すいた」

「疲れた」

「……(疲れて言葉もない)」

となりやすいわけです。

おやつはチョコや飴、ナッツなどカロリーの高いものがベストですが、子どもの好きなおやつも一緒に持っていくと、「もうやだ」と疲れたときも元気を取り戻してくれるかもしれません。

登山では栄養補給と一緒に、スポーツドリンクなどで水分も忘れずに摂りましょう。

まとめ

ハイキング二人

登山は子どもに、

  • コツコツ頑張ることが学べる
  • 感性が豊かになる
  • 大変なこと、楽しいことの両方が感じられる

などの影響をもたらします。

頑張って歩くこと自体に意味があるので、必ずしも山頂を目指す必要はありません。

子どもが楽しく山歩きできるのなら、周りの景色をゆっくり眺めたり、葉っぱで遊んだりして寄り道するのもいいでしょう。

登山好きの中にはストイックな人も多くいますが、子どもに自然を好きになってもらいたいのであれば、最初はハイキングのような手軽な活動から始めるのがおすすめです。

子どものやる気や興味にも注目しながら、親子で楽しい山歩きをしてみてくださいね。