自然と暮らしを再発見するメディア「ころぽく」
野外活動のカッパは、どんなものを持っていけばいいの?

野外活動のカッパは、どんなものを持っていけばいいの?

野外活動のカッパは、どんなものを持っていけばいいの?

小学生の林間学校であれば、持ち物に必ず「カッパ」と書かれていますよね?

でも、カッパと言われても「どんなものを持っていけばいいの?」と思うこともあるでしょう。

カッパは雨天時にしか使いませんが、適当なものを持っていくと子どもが寒い思いをしたり、失敗したりすることがあります。

そこで今回は、野外活動で持っていくべきカッパについてご紹介します。

子どもの野外活動指導者もしている、アウトドア歴7年以上の筆者がわかりやすく解説しますよ。

野外活動に必要なカッパとは?

雨と小川

学校行事などの野外活動で、カッパは必須です。

でも、学校からのお便りには、ただ「カッパ」としか書かれていないこともありますよね?

「どんなカッパが必要か」は活動内容にもよりますが、一般的には以下のようなカッパを用意します。

  • 上下セパレート
  • 完全防水
  • 動きやすいこと

登山やキャンプはもちろん、雨の中で活動するのであれば、カッパは上下に分かれたタイプを選びましょう。

お手頃なのは、ジャケットとパンツがセットになったレインウェアですね。

安心なのは登山用ですが、施設周辺などで少しの時間だけ着るのであれば、そこまで高機能なカッパでなくていいと思います。

ただし、カッパは必ず完全防水であるものを選んでください。

野外活動の内容にもよりますが、持ち物に「カッパ」とある場合、雨の中で行動することを予定しています。

野外炊事やハイキング、周辺散策など長い時間外にいる活動ですね。

そのとき完全防水のカッパでないと、雨が染み込んでくる可能性があります。

アウトドアでの冷えは体調不良につながるので、単なる防水ではなく、完全防水のカッパが必須です。

新しく買うときは一度試着して、動きやすさも確認してみてくださいね。

雨の中で動くなら「透湿性」があると快適

雨のキャンプテント

カッパには防水性に加えて、透湿性もあると子どもが快適に過ごせます。

透湿性とは、衣服内の汗や湿気によるムレを解消する機能です。

100均などのレインコートにも防水性はありますが、透湿性はないケースがほとんどです。

雨の中、透湿性のないカッパで動いていると、衣服内に汗や湿気が溜まって内側が濡れます。

Tシャツの濡れは冷えにつながり、寒さの原因をつくります。

野外活動では子どもの体調面も考慮して、透湿性を備えたカッパがおすすめですよ。

あわせて読みたい

[adcode]レインウェアは登山において、重要なアイテムの一つです。おそらく山岳ガイドなどプロで自然体験活動をしている人に聞けば、ほぼ全ての人が「レインウェアにはお金をかけるべき」と答えるでしょう。[…]

雨の日にレインウェアを着た子ども

あわせて読みたい >> 登山やハイキングに必須!子ども用レインウェアのおすすめと選び方

ポンチョは足が濡れるので注意

雨の日の足元

野外活動の内容によっては上下セパレートではなく、ポンチョでも十分な場合があります。

平坦な道を歩くだけのハイキングなどですね。

ただし、ポンチョは風に弱く、めくれると足元が濡れるため注意しましょう。

テントの片付けをしたり、複雑な動きをしたりするときも、裾がめくれて雨に濡れやすくなります。

持ち物に「カッパは上下別で」と書かれているときは、ポンチョだと雨に濡れる可能性があると考えた方がいいですね。

あわせて読みたい >> 子どもの登山でポンチョはあり?着るときのメリット・デメリット

まとめ

雨と植物

カッパは雨の日にしか着ませんが、林間学校などの野外活動では必須のアイテムです。

登山やキャンプ、周辺散策など着るシーンにもよりますが、カッパは上下別々で、完全防水のタイプを選びましょう。

登山用のレインウェアであれば、寒いときの防寒着にもなるので便利です。

野外活動の持ち物に「カッパ」とあるときは、たいてい雨天時も外で活動することが想定されています。

そのため、カッパに汗や湿気を解消する透湿性が備わっていると、子どももストレスフリーで過ごせるでしょう。

雨や汗による濡れは体の冷えにつながるので、持ち物に「カッパ」と記載があるときは、忘れずに持っていってくださいね。