【上級編】「これってなんの木??」樹木の名前を調べる方法

【上級編】「これってなんの木??」樹木の名前を調べる方法

いよいよ、樹木の名前を調べる方法の【上級編】です。

上級編と言っても、それほど難しいことは説明しません。

樹木によっては中級編でご紹介した葉の形や種類だけでは、名前を特定できないことがあります。

そんなときに組み合わせて使うと有効な、補足情報についてお伝えします。

実際アウトドア専門学校で樹木の指導をしていた先生も、葉っぱだけでは種類を区別できないことがあるとのことで、葉っぱ以外の情報も利用していました。

葉の形や特徴だけでは「やっぱり名前がわからない〜」となったときには、ぜひ参考にしてみてくださいね!

【初心者編】「これってなんの木??」樹木の名前を調べる方法

【中級編】「これってなんの木??」樹木の名前を調べる方法

まだあるよ!樹木を調べるポイント

樹木には葉だけで見分けられる種類もありますが、中には図鑑で調べても「本当にこれか?」と確信が持てないこともありますよね?

そんなときは葉の形と組み合わせるようにして、以下の点にも注目してみましょう。

花や実

花や実は、葉っぱ以上に分かりやすいですよね。

樹木に花や実があるときは、ぜひヒントにするべきです。

花(実)の色や形、咲く時期などに注目することで、樹木が特定しやすくなります。

木の高さ(樹高)

木は、高木、中木、低木と高さで分類することもできます。

高さによる分類の定義はまちまちですが、高木は20m以上、中木は5〜20m以下、低木は5m未満が目安です。

木にはそれぞれ成長できる限界があるので、葉っぱや花が似ていても、高さを見て「この木にしては低すぎる」などと判断できます。

ただし、名前が知りたい木によっては成長途中の場合もあるので、その点は頭に入れておきましょう。

樹皮

葉の形と同じで、よく見ると木の皮(樹皮)にも違いがあります。

たとえば、サクラの一種であるソメイヨシノの樹皮は黒っぽく、横向きにシワが入っています。

街路樹に多く植えられるケヤキの場合は、表面に剥がれがあったり、凸凹していたりします。

樹皮は普段あまり見ないと思いますが、観察してみると意外とおもしろいですよ。

葉脈の形

葉脈

葉脈とは葉っぱの模様ともいえる、表面に刻まれた線のことです。

葉脈の形もさまざまで、人間でいうところの “指紋” みたいな感じでしょうか。

葉っぱによって直線だったり、曲がっていたりしているので、「葉の形だけでは何かわからない」というときは注目してみましょう。

私はアウトドア専門学校時代にどうしても覚えられない樹木があったのですが、友人から「この葉は葉脈の下部分がギザギザしてるよ」と教えてもらってから、わかるようになった経験があります。

その他、樹木の補足情報

木の高さや樹皮も見たけれど「それでもまだ名前がわからない….」というときのために、その他の樹木を見分けるポイントについてもご紹介しておきます。

咲く時期

似たような樹木で区別がつかないとき、咲く時期で判断する方法もあります。

たとえば、東京であればウメはサクラよりも開花時期が早いので、「今が何月か」がわかれば、どちらの樹木か判断しやすいですよね?

咲く時期で調べる方法は、花や実がある場合限定になりますが、こんな調べ方もできます。

地域・分布

妙高山

「その地域では絶対生えないでしょ」という樹木がわかれば、候補から除外できます。

たとえば、図鑑に「関東から東海地方に分布」と書いてある樹木を、北海道で見かける可能性はほとんどないですよね?

同じように、大雪の降る日本海側の地域ではよく見かけるけれど、太平洋側の都市部では見かけない樹木もあるわけです。

樹木の地域分布については、図鑑などで解説を読まないとわからないものですが、木の名前を調べるときの補足情報になります。

葉っぱに触れて、初めて気づくこともある

葉に触る

公園や道路で樹木が気になったときは、実際に葉っぱを触ってみることで調べやすくなることがあります。

手で葉に触れると「柔らかい」「ビニール袋みたいにカサカサしている」など特徴がつかめる場合があるからです。

今は自然に触れ合う機会も少なくなっているので、子どもの自然体験としても良いでしょう。

ただし、葉っぱに触れるときは注意も必要です。

ときどき葉の裏に虫がいたり、ウルシ類などかぶれる樹木もあったりするからです。

実際に葉や樹皮の感触を確かめると、ネットや学校の勉強だけではわからなかったことに気づけることも多くありますが、触る前には葉に虫がいないかなどを確認するようにしましょう。

まとめ

樹木

葉っぱの形などで樹木がわからないときは、花や実、木の高さなどの補足情報を使うのがオススメです。

葉っぱの特徴と組み合わせて調べれば、名前の知りたい木が特定しやすくなります。

1つの情報でダメでも、2つ3つと組み合わせていけば樹木の種類は絞られていきますからね。

ぜひ自然の中でさまざまな樹木を観察して、名前がわかる楽しさを味わってみてください。