子どもの登山でポンチョはあり?着るときのメリット・デメリット PR含む

子どもの登山でポンチョはあり?着るときのメリット・デメリット 
この記事はだいたい 7 分前後で読めます。

登山の雨具は、上下に分かれたレインウェアが基本です。

ただ、レインウェアは高価な上、たまにしか使わないので、子どもの成長に合わせて買い換えないといけないこともあります。

その点、ポンチョは多少のサイズ差も関係なく、上からサッと着られて便利なアイテム。

使い方さえ間違えなければ、アウトドアの雨具としても活躍してくれます。

そこで今回は、登山でポンチョが着られる場面やメリット・デメリットについてご紹介します。

子どものレインウェアについて考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

山歩きではダメ?ポンチョのメリットとデメリット

子どもポンチョ

登山では、動きやすさと雨風を凌ぐ機能性が必要なことから、上下に分かれたレインウェアを着用します。

「じゃあ、ポンチョはダメなの?」と思うかもしれませんが、歩くコースや天候によってはポンチョを着ても問題ありません。

以下では、ポンチョのメリット・デメリットについてまとめました。

メリットデメリット
● コンパクトで持ち運びしやすい
● 上からガバッと着られる
● リュックも守れる
● 子どもの成長にも対応
● 風に弱い
● 足元が濡れる
● 保温力がほぼない

ポンチョのメリットは、小さく折り畳めて、持ち運びしやすい点です。

雨が降ったときにサッと着られるので、レインウェアよりも着脱が簡単ですね。

多少のサイズ差も関係ないので、子どもの身長が伸びたり、体格が変わったりしても着られます(S、M、Lなど基本サイズはありますが)。

ただし、ポンチョには、風に弱いというデメリットがあります。

足元を雨風から守るものが何もないので、ずぶ濡れになりますし、冷えも感じやすいでしょう。

稜線などで強風にあおられたときには、ポンチョがめくれて視界も悪くなります。

風がなく、歩きやすい道なら、子どもにポンチョを着せるのもあり

公園の雨で濡れた道

山でポンチョが着られるのは、風がなく、平坦な散策路を歩くときだけです。

たとえば、樹林帯など風が遮られる環境などですね。

低山ハイクやハイキングなど、歩行時間の少ない山歩きなら使えるかも、といった感じです。

平坦な道であれば、岩や石を乗り越えることもなく、複雑な動きも必要ないので、ポンチョでも雨から子どもの体を守れるはずです。

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逆に、1時間以上かかる山歩きでは、雨風による冷えや低体温症が心配になります。

風が強い環境やアップダウンの激しいコースに、ポンチョは向いていません。

ポンチョはあくまで、平地での着用を中心とした雨具と考えた方がいいですね。

あわせて読みたい >> 登山やハイキングに必須!子ども用レインウェアのおすすめと選び方

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市役所職員の頃、小学生とのライトハイクではポンチョを着ていた

木の根っこ

私は市役所職員時代に子どもを自然の中に引率するときは、職場の備品であるポンチョを着て、雨に対応していました。

子どもの人数は10名程度で、他に青少年のスタッフが2〜3人いたと思います。

歩いたのは、往復1時間くらいのハイキングコースです。

コースは山ではなく、風の影響が少ない、里山の樹林帯のような環境でした。

ただ、急坂などのアップダウンもあったので、今振り返るとポンチョではやや機能不足だったなと思います。

雨風が強いと冷えによるリスクもあるし、引率者としてはレインウェアを着用すべきでした。

ポンチョは確かに動きやすいのですが、良くも悪くも足元がめくれるので、複雑な動きをすると雨で濡れます。

ハイキングといえど動きの多い場面では、ちょっと心もとなかったですね。

まとめ

雨天時の樹木観察

ポンチョは風がなく、平坦な道であれば、山歩きでも使えます。

雨が降ったときに上からガバッと着られるので、子どもとしても楽ちんですね。

でも、足元が濡れやすいので、使うシーンには注意が必要です。

子どもを登山中の冷えから守るのであれば、少々値段が高くても、レインウェアを用意した方がいいでしょう。

ポンチョはメリット・デメリットを考えて、子どもの山歩きに使うようにしてみてくださいね。

Wrote this articleこの記事を書いた人

松崎 清央

自然体験教育者/イベントプランナー。【経歴】4年間市役所職員として、子どもの自然体験活動の企画・運営など青少年教育事業を担当。退職後はアウトドア専門学校に入学し、登山やキャンプなどの知識技術・安全管理・自然知識を学ぶ。その後、独学でWEBライティング技術を習得。ブログ月間1万5千PV達成。現在フリーランス。

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