子どものレクリエーションゲーム指導経験は、将来役に立つ?

子どものレクリエーションゲーム指導経験は、将来役に立つ?

学校や子ども会などで、レクリエーションゲームを担当をしている人であれば、「このスキルが一体何の役に立つのか」と思ったことはありませんか?

私は市役所職員の頃、ある女子高生がそんなことを言っているのを聞きました。

でも、私の経験から言って、レクリエーションゲームの指導経験は将来きっと役に立つと思います。

そこで今回は、「子どものレクリエーションゲームの指導経験は、将来役に立つのか」について解説していきます。

「こんなスキル、将来役に立たない」

私は市役所職員時代に、青少年教育を担当していました。

そこには、子どものキャンプを企画したり、レクリエーションを提供したりする青少年ボランティアスタッフも多数出入りしていて、中学生や高校生もいました。

中には地域の子供会にレクリエーションゲームを提供する団体もあったのですが、そこに所属する、ある女子高生が「レクの指導経験なんて、将来役にも立たないし」と言っているのを聞きました。

その子は、子どもやゲーム活動が好きで活動に参加しているので、決して強制されているわけではありません。

でも、やっぱりせっかく経験を積むのであれば、将来役に立つ方がいいですよね。

私の上司が「そんなことないよ。今やっているレクには……」と、レク指導で得られるスキルやメリットをその女子高生に説明していましたが、あまりその子にはピンと来なかったようです。

「今君がやっているのはすごいこと」「人前で話す力は仕事で役に立つ」と言われても、まだ社会人経験がない子にとっては当然かもしれませんね。

レクリエーションゲーム指導で養われるスキル

私もアウトドア専門学校在学中から、プライベートを中心にレクリエーションゲームの指導をするようになりました。

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そこで感じた、子どものレクリエーションゲーム指導で養われるスキルは以下のとおりです。

  • 人前で話す力
  • わかりやすく伝える能力
  • 興味を持たせる話術
  • 参加者に合ったサービス提供(ゲーム選び)
  • 話の組み立て方や構成力
  • 対応力(天候や参加者)
  • 観察力(グループの人間関係を見る力)
  • 洞察力(危険を予測する力)

正直、学校の先生や野外活動指導者にもでもならない限り、ゲーム自体は役に立たないと思います。

おそらく、その女子高生も目に見える「ゲーム」の部分しか見えていなかったのでしょう。

ただ、レクリエーション指導経験を積むことで、見えないスキルが蓄積されていきます。

レクリエーションゲームでの提供商品は「ゲーム活動」ですが、これが「保険」「お米」など別の商品やサービスであったらどうでしょう?

何か役立つように感じませんか?

学校の数学と同じで、社会に出ればレクリエーションゲームの知識や説明は役に立たないかもしれません。

でも、そこで培った見えないスキルは、きっと役に立つと思います。

学べる人はどんな環境からでも学べる

学べる人は、どんな環境からでも学べるものです。

レクリエーションゲームもただ言われたことをやっているだけでは、ゲームのやり方くらいしか身につかないでしょう。

自分の頭で考えて、試して、改善する。

そういったPDCAサイクル思考も、仕事では欠かせないスキルです。

「何も学べない」「役に立たない」と思ってレクの指導をしていれば、心が消極的になるので、たぶん本当に役立ちません。

でも、将来役に立つかはわからないけれど、積極的に学ぶ姿勢がある人は、どんな環境からでも学べるはずです。

役に立つかは、数ヶ月・数年後にならないとわからない

偉そうなことを書いてきましたが、私も「こんなもの役に立たない」と思った経験は何度もあります。

振り返って思うのは、レクリエーションゲームにしろ何にしろ、それが将来役に立つかは、数ヶ月後、数年後などその時にならないとわからないということです。

今「役に立たない」と感じるのは、今の自分の経験と知識量からの判断です。

おそらく誰もが一度は「あの時の経験が、今役に立った」という経験をしたことがあるでしょう。

私も同じです。

レクリエーションゲーム指導での経験が、今のWebライターの仕事でも役に立っています。

市役所職員の頃はもちろん、アウトドア専門学校にいるときも、まさか自分が将来、文章を書く仕事をするとは思っていませんでした。

私の場合、子どもへのレクリエーションゲーム指導は好きでやっていたことなのですが、

  • 【伝える力】中学生でもわかるように、噛み砕いていて伝える力
  • 【構成力・組み立て力】話の順番を決める力
  • 【提供力】興味を惹きそうなテーマ選び

など、間違いなくWebライターの仕事でも活かされています。

今は単なる趣味で「将来役に立たない」と思っている活動でも、3ヶ月後や1年後に「役に立った」と思う経験へと変化する可能性があります。

まとめ

レクリエーションゲームの知識は、学校の先生や野外活動指導者にでもならない限り、社会人になってから役に立たないかもしれません。

でも、子どもにゲーム活動をする際には、さまざまなスキルが必要です。

  • 子どもでもわかるように伝える力
  • 人を楽しませる話術やセンス
  • 臨機応変に対応する力

レクリエーションゲームというとゲーム自体が注目されがちですが、これら目に見えないスキルが蓄積されている可能性があります。

今レクリエーションゲームをやっている人は好きなら一番いいですが、強制であっても、一所懸命やっていれば “何か” が身に付くはずです。

その “何か”は数ヶ月後、数年後になって、初めて「役に立った」とわかるモノかもしれませんよ。